ソフトバンク工藤監督が新年の誓い 契約最終年…新元号V奪取へのポイント語る

19年の目標を掲げるソフトバンク工藤監督
19年の目標を掲げるソフトバンク工藤監督
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 完全Vを「奪Sh(ダッシュ)!」する! 昨年末に行われたソフトバンクの2019年スローガン発表会見。工藤公康監督(55)は「(18年は)リーグ優勝できず2位に終わり、日本一になったが悔しい思いがある。奪い返す、強い思いを込めました」とリーグの覇権奪取へ並々ならぬ意気込みを見せた。

 契約最終年となる19年、指揮官は「原点回帰」で2年ぶりのリーグ制覇から3年連続日本一に挑む。シーズンへ向けて重要な準備期間になる2月の宮崎キャンプについて「かなり厳しくなります」と予告。本来なら実戦練習がメインとなる2月に、若手、ベテランを問わず、前半はランニングを中心とした異例の体力強化メニューを課す考えだ。

 すべては18年の反省と悔しさが根底にある。開幕直後からサファテ、岩崎と17年のリーグV、日本一を支えた救援投手陣が故障離脱。先発投手陣、野手陣にも故障者が続出した。規定投球回数に届いた投手は62年ぶりにゼロで、野手の全試合出場は2人。本来なら投打に充実した戦力を誇るが、故障者続出が原因で特に夏場までは苦しすぎる戦いを強いられた。

 最終的に2年連続の日本一は達成したが、リーグ戦は西武に6・5ゲーム差をつけられての2位に終わった。オフには孫オーナーが「やっぱり1番以外は嫌なんです。性格的に2番は受け入れられない」と発言。リーグの覇権を奪回した上での「完全日本一」を厳命された指揮官も、もちろんそのつもりだ。

 「やっぱりホークスは勝たないといけない。まず一年間戦うための体力」。シーズンを通して高い戦力を維持するために、今年はキャンプからあえて「鬼」となり、選手の体を鍛え抜く構えだ。

 14年オフの監督就任会見。自身が目指す野球を問われた際に「けがをすることで戦力が落ちることも多い。選手のコンディショニング、トレーニングをするところから周りがサポートできるように、より強固にしていく必要がある」と、何よりも先に力強く語った。「故障防止」は工藤監督が、就任直後から最も重要にしてきたテーマ。就任から4年間で3度の日本一を果たした指揮官が、いま一度「原点」を大切にし、完全Vで3年連続の頂を「奪取」する。(倉成孝史)

=2019/01/01 西日本スポーツ=

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