ソフトBドラ3野村、先輩・王イズム実践 入寮後即練習 高校時代は素振り800回

王会長について書かれた本を持参した野村
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自分の名札を指さす野村
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入寮から約2時間後、筑後の屋内練習場で早くもマシン打撃を実施した野村
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 「王イズム」で昼も夜も振りまくる! 福岡ソフトバンクの新人6選手が7日、福岡県筑後市の若鷹寮に入寮し、ドラフト3位の野村大樹内野手(18)=東京・早実高=が「24時間野球漬け」を宣言した。王貞治球団会長(78)が題材の本から学び、高校時代は大先輩の現役時代を超える1日800スイングを実践。プロでは24時間使えるファーム施設を最大限に活用するつもりで、入寮初日から室内練習場でバットを振りまくった。9日から新人合同自主トレに臨む。

 学生服姿での入寮からわずか約2時間後。バットを手に屋内練習場に姿を見せた野村が「王イズム」を実践した。軽装に着替え、素振りとマシン打撃で約1時間半の“プロ初練習”。担当の山本省吾スカウトは「意識が高いし自分を持っている。今の選手でなかなかいない」とほれ直した。

 入寮に際して持参した愛読書がある。「名将・王貞治 勝つための『リーダー思考』」(児玉光雄著)だ。「これまで何度も読んできた。王会長は高校の大先輩でもあるし、日本一の打者。読むと改めてすごさを実感できる」。文字通りの「座右の書」だった。

 小学校時代、塾通いの電車で松下幸之助やナイチンゲールなど偉人の伝記を読みふけった野村は、通算868本塁打を誇る王会長の生きざまに感銘を受けた。「1日500スイングを日課にしていたと書いてあった。自分もやってみようと思った」と運命の1冊との出合いを振り返る。

 中学時代は1日300スイングを日課にし、高校では「王超え」の1日800スイングに増やした。昨年12月の新人歓迎会では握手した藤本3軍監督を「まめがカチカチ。振り込んでいる手」と驚かせたが、この圧倒的なスイング量が1年生から強豪の4番を担い、高校通算68本塁打を放ったスラッガーの原点だった。

 12球団随一と評される筑後のファーム施設も最大限に活用する。「これまで夜に眠れないときは家で素振りをしていたけど、ここでは24時間バッティングができる。思い立ったらすぐにジャージーに着替えてバットを振れる。プロでも1日800スイングは継続したい」と改めて誓った。

 今年の元日は地元兵庫で家族と出掛けた初詣で「今年中に1軍に上がれますように」と願った。初の1人暮らしも「楽しみ」と大物ぶりを発揮する18歳。長くプロ野球記録に君臨した王会長のシーズン55本塁打と同じ「55」を背負う将来の主砲候補が、プロでもバットを振りまくる。 (長浜幸治)

=2019/01/08付 西日本スポーツ=

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