SBドラ2杉山、異例の初日ブルペン 新垣級縦スラに入来コーチも高評価

新人合同自主トレの初日からブルペンで投げ込んだ杉山
新人合同自主トレの初日からブルペンで投げ込んだ杉山
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球団関係者らが見守る中、投球を披露する杉山
球団関係者らが見守る中、投球を披露する杉山
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ブルペンで汗をぬぐう杉山
ブルペンで汗をぬぐう杉山
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 即戦力右腕がスタート「奪Sh!」に成功!! 福岡ソフトバンクの新人合同自主トレが9日、福岡県筑後市のファーム施設で始まり、ドラフト2位の杉山一樹投手(21)=三菱重工広島=が初日からブルペン入りした。捕手が立った状態で32球を投げ、得意の縦のスライダーでは2004年のパ・リーグ奪三振王、新垣渚氏(38)=現ソフトバンク球団職員=をほうふつさせる切れ味を披露。近年では異例の「初日ブルペン入り」で、最速153キロを誇る右腕が早くも存在感を発揮した。

 新人合同自主トレ初日から名刺代わりの32球だ。終了時刻が迫り、他の選手がストレッチを行う中、杉山は1人で屋内練習場のブルペンへ向かった。「昨年から『初日にブルペンに入らせてほしい』と伝えていた」。最速153キロ右腕の剛腕ショーが始まった。

 球団関係者や多くの報道陣が見守る中、身長193センチの長身右腕は捕手が立った状態で直球、カーブ、そして決め球の縦のスライダーを披露。本人は「(投球は)悪くはなかったけど、感覚的に違うところもあった」と不満顔だったが、周囲の評価は違った。

 入来3軍投手コーチは「球が速く非常に力強い。武田に近いタイプ」と評価。さらに「縦スラは強い回転で変化も大きい。新垣に近い」と、球団OBで2004年のパ・リーグ奪三振王の名前を挙げた。球を受けた樋越ファーム担当スタッフも「140キロは出ていた。球質も重い」と話した。

 ホークスの新人合同自主トレ初日にブルペン入りしたのは、09年の柳川(育成入団)以来。「『誰かがブルペンに入るから自分も入る』というのは嫌。自分のペースで初日から飛ばした」。今年は入寮前にブルペン投球を2度行っており、「チーム10年ぶり」の準備は万全だった。

 200メートル×14本のインターバル走では、ドラフト1位で1歳年上の甲斐野(東洋大)に圧勝。入寮の際は関西人の甲斐野に「面白さで負けたくない」とグラウンド外で“宣戦布告”したが、先にブルペン入りした静岡出身右腕は「年も近いし、互いに真っすぐに自信があるタイプ。負けたくないし、きょうは“TKO勝ち”ですね」と笑った。

 今年の新人投手で杉山は最年少の21歳。「一番若いので僕が引っ張っていけたらなと。下からグイグイ、上をガブッといきたいですね」。早くもアピールに成功した即戦力右腕は、層の厚いホークス投手陣でルーキーイヤーからの活躍を目指す。 (長浜幸治)

◆杉山一樹(すぎやま・かずき)

 1997年12月7日生まれ。静岡市出身。静岡・駿河総合高時代は静岡大会8強が最高成績。三菱重工広島に進み、JR西日本の補強選手で出場した昨年7月の都市対抗野球で全国デビュー。最速153キロの直球とスライダーが武器の本格派右腕。193センチ、92キロ。右投げ右打ち。

=2019/01/10付 西日本スポーツ=

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