ソフトB甲斐キャノン守備率10割!! フルアーマー沖縄自主トレ

屋内練習場でノックを受ける甲斐
屋内練習場でノックを受ける甲斐
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右が従来使っていた「タイ・カッブ」型グリップのバット。左が今季から使用する通常型グリップのバット
右が従来使っていた「タイ・カッブ」型グリップのバット。左が今季から使用する通常型グリップのバット
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魔よけ? 展示されている獅子頭に自らの頭を寄せる甲斐
魔よけ? 展示されている獅子頭に自らの頭を寄せる甲斐
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2018年シーズンの主な捕手の守備率
2018年シーズンの主な捕手の守備率
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 今年は肩だけじゃない! 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が攻守両面でのスキルアップを誓った。11日、沖縄県内で行う自主トレを公開。昨季は強肩を売りとした「甲斐キャノン」で一躍全国区となったが、今季は「打率2割8分以上」「守備率10割」と新たな目標を設定し、さらなる“武器”を携えた「フルアーマー甲斐キャノン」として、戦国パ・リーグの戦いに臨む決意を示した。

 タカの総帥・孫オーナーは、現状維持をもっとも嫌う。だからだろうか。その意思は選手たちにも浸透している。この日、沖縄県内での自主トレを公開した甲斐は、今季の目標を明確な数字とともに打ち立てた。

 「とにかく、もっともっと打ちたい。最低でも打率2割5分と言われるけど、物足りない。目標は2割8分。打ってチームに貢献できる捕手になりたい」

 昨季は一昨年よりも約100打席増えたことで、自己最多の7本塁打を記録した。一方で安定性を欠き、打率は2割1分3厘と低調に。「王会長にも言われたけど、捕手も一人の打者。会沢さん(広島)や森(西武)みたいに打てる捕手が打線にいると、受ける側も嫌」。捕手目線で「打者・甲斐」の楽さを知った。

 それらを踏まえ、今オフ最大のテーマに打力向上を掲げる。自主トレでは昨季終盤から取り組むオープンスタンスでの打法を定着させるため、素振り、ティー打撃、フリー打撃で例年以上に振り込む。加えて、バットも従来の「タイ・カッブ」型から、以前使用していた基本モデルにマイナーチェンジするなど変化を加える。

 「(昨秋の)日米野球で(グリップが基本モデルの)森のバットを使ったらしっくりきたので、いま、それを作ってもらっている。しっかり自分の手を使って打つ感覚がある」

 もちろん、目指すのは打力向上だけじゃない。守備力向上にも興味を示す。昨季は12球団一の盗塁阻止率4割4分7厘を記録。MVPに輝いた日本シリーズでは6連続盗塁阻止の新記録を樹立し、その強肩ぶりから「甲斐キャノン」として名をはせたが、いまや代名詞となった「盗塁阻止率アップ」よりも「守備率10割」(昨季は9割9分1厘)に重きを置いた。

 「10割は無理な数字ではない。逆に目指さなければいけない数字。もちろん、盗塁を刺すことも大事だけど、そこにはいろんな要素が絡む。だから、正直、盗塁阻止率は気にしてない。それよりも守備率を上げることの方が大事」

 甲斐にとって今年はプロ9年目だが、育成枠からはい上がり、本格的に1軍出場し始めて3年目の大事な年でもある。「とにかく、すべてスキルアップしたい」。もう強肩だけじゃない。甲斐キャノンからフルアーマー甲斐キャノンへ。温暖な沖縄の地で全装備をチューンアップさせ、戦国パ・リーグを勝ち抜くための下地づくりに余念がない。 (石田泰隆)

 ◆守備率 選手の刺殺と補殺の合計を、刺殺と補殺と失策の合計で割った数字。守備率が高いほど、失策する確率が低い選手であることを示す。

=2019/01/12付 西日本スポーツ=

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