ソフトB高橋礼、Qちゃんパワーで東京五輪ヘ! 徳之島「尚子ロード」で金誓う

「尚子ロード記念碑」の前で東京五輪への思いを強くした高橋礼
「尚子ロード記念碑」の前で東京五輪への思いを強くした高橋礼
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専大松戸高の先輩の日本ハム上沢(左)とダッシュする高橋礼
専大松戸高の先輩の日本ハム上沢(左)とダッシュする高橋礼
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ブルペンで熱のこもった投球をする高橋礼
ブルペンで熱のこもった投球をする高橋礼
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■自主トレ公開

 金メダルまで突っ走れ! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(23)が13日、鹿児島県の徳之島で自主トレを公開し、来年に控える東京五輪での金メダル獲得への思いを強くした。同島は2000年シドニー五輪女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さん(46)が、強化合宿を行った地。昨年11月の日米野球で存在感を見せつけたサブマリンが、同姓の“レジェンド”が手にした同じ色のメダルを狙い、進化を遂げていく。

■昨年11月に侍Jデビュー

 徳之島の西北、海を望む県道629号沿いに「尚子ロード」と刻まれた記念碑がある。2000年シドニー五輪を前に、高橋尚子さんが強化合宿を行った地。当時、4歳だった高橋礼も、国民栄誉賞を受賞した走りは記憶に残っている。

 「同じ高橋だったし、走っている姿は覚えている。こうして同じ場所でトレーニングできていることにも縁を感じるし、パワーをもらえる」

 昨年11月の日米野球で侍ジャパンデビューを果たしたサブマリンは碑を前にして、迫る“本番”への思いも高ぶらせた。「東京五輪で金メダルを取りたい思いはある。でも、まずは(代表に)選ばれるためにも結果を残さないといけない」

 ポストシーズンでブレークし、日本一に貢献。侍ジャパンの稲葉監督から抜てきを受けた日米野球でも下手投げの変則フォームでメジャーリーガーを翻弄(ほんろう)し、2試合計4イニングを自責点ゼロに抑えた。「相当打ちにくいだろうと感じたし、性格も強気でジャパン向き」と稲葉監督からも高く評価されている。

■ブルペンでフォーム確認

 ただ、プロ未勝利の右腕はホークスでの活躍が必要なことは心得ている。資格を有している新人王も、2年目の目標に掲げている。初めての自主トレは、専大松戸高時代の2学年先輩で、昨季11勝を挙げた日本ハム上沢に弟子入り。気温20度に達する中で、この日はこの自主トレ2度目となるブルペン投球を行った。

 捕手を座らせ、変化球を交えて26球。浮き上がるような直球がミットに収まると、見守っていた上沢が「球が強い」とうなる場面もあった。「暖かくて体が動く」と調整は順調だ。

 フォーム固めと、三振を取れるための変化球の精度向上が今オフのテーマ。「変化球も直球と同じように腕を振って、キレと曲がり幅を増したい」と、投球の様子を撮影した動画では、投げ終えたときに右肩が左膝と一直線になっているかをチェックしていた。

 今季は先発で開幕ローテーションを狙っており、上沢からは「毎回、同じフォームで投げられるわけではないから、チェックポイントがあった方がいい」と助言を受けた。発展途上のサブマリンが進む“金メダルロード”。日の丸を背負うための歩みを止めない。 (鎌田真一郎)

◆尚子ロード

 2000年シドニー五輪の女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが、同五輪選考レース前に徳之島で強化合宿を実施した際に走った同島北側を周回するアップダウンの激しい31.2キロのコース。Qちゃんのニックネームで国民から親しまれた高橋さんの金メダルの偉業をたたえて命名された。記念碑も建てられている。現在もマラソン選手が合宿で訪れ強化に励んでいるほか、同島の観光スポットの一つにもなっている。

=2019/01/14付 西日本スポーツ=

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