ソフトB森ヘッドコーチら新人トレ視察「1軍でやれるチャンスある」

ブルペンで投げ込む杉山(左)と奥村を見つめる森ヘッドコーチ(中央)
ブルペンで投げ込む杉山(左)と奥村を見つめる森ヘッドコーチ(中央)
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 ルーキーズよ、とにかく目立て! 福岡ソフトバンクの森浩之ヘッドコーチ(53)が14日、筑後で行われている新人合同自主トレを視察し、プロとしての心構えを説いた。新人11選手のうち、投手7人はすべて大学、社会人出身で即戦力の期待が大きい。層の厚いホークス投手陣だが故障明けの選手も多く、複数の新人を春季キャンプでA組に抜てきする可能性もある。

■17年正義以来

 練習開始前、新人選手を前に森ヘッドコーチがハッパを掛けた。「1軍でやれるチャンスは大いにある。アピールすることが何より大事」。工藤政権ナンバー2の言葉に、ルーキーたちの表情が引き締まった。

 森ヘッドは若田部2軍投手コーチや藤本3軍監督と談笑しながら、キャッチボールや体力強化トレーニングをこなす新人の動きをチェック。「(球団が)即戦力投手を取ってくれた。これからが楽しみ」と目を細めた。さらに「工藤監督と相談した上でのことだが、順調に調整が進めば、春季キャンプのA組に入れてもいいと思える選手は何人かいる」と明かした。

 発言の裏にはホークス投手陣が抱える不安がある。昨季リーグ優勝を逃した大きな要因は故障者の続出だった。昨年右肘を2度手術した岩崎、右股関節手術を受けたサファテ、左肩違和感に悩まされた和田、右肘痛を訴えた石川といった病み上がりの選手たちが今シーズン開幕に間に合うかはまだ不透明だ。森ヘッドも「復帰を焦らせることはできないし、寺原や五十嵐(ともにヤクルトへ移籍)が抜けた穴もある」と現状を説明する。

 プロは目立ってなんぼ-。そう説く森ヘッドが名前を挙げたのが、合同自主トレ初日から精力的にブルペン入りしているドラフト2位の杉山(三菱重工広島)だ。「コーチ陣からもよく名前が挙がっている。体が大きいし面白い存在」。この日もブルペン入りした杉山の投球をチェックし、「ストレートに力があってよかった」と高評価だ。大学の後輩にあたるドラフト1位甲斐野(東洋大)についても「コントロールが良さそう。持ち味を発揮してくれたら」と期待を寄せる。

 新人投手が春季キャンプでA組入りすれば、2017年の田中以来。チームが目標とするリーグ優勝奪回、そして3年連続日本一に向け、ルーキーの台頭は重要なポイントになる。「チャンスを勝ち取ってもらいたいし、首脳陣を大いに悩ませてもらいたい」。ルーキーズの突き上げがホークスをより強くする。 (長浜幸治)

=2019/01/15付 西日本スポーツ=

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