ソフトBドラ3野村「打撃に品がある」内川&長谷川勇に学ぶ

ロングティーで快音を響かせる野村
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内川や長谷川勇の力感がないスイングを目指す野村
内川や長谷川勇の力感がないスイングを目指す野村
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 2人の首位打者が生きた教材! 福岡ソフトバンクのドラフト3位野村大樹内野手(18)=東京・早実高=が20日、福岡県筑後市のタマスタ筑後で初のロングティーを行った。セ、パ両リーグで首位打者に輝いた内川と、2013年の首位打者である長谷川勇のロングティーの動画を確認しながら汗を流したスラッガー候補は2人の共通点を「品がある」と表現。球界屈指の打撃職人を教材に、世代No.1を目指していく。

■練習合間に動画

 前日19日の休みに焼き肉を食べて英気を養い、迎えた新人合同自主トレ第4クールの初日。野村は、全体メニュー終了後、ロングティーを志願した。「打撃が縮こまってしまいそうだったから」。誰もいないタマスタ筑後へ移動し、伸び伸びとスイングした。

 打球がフェンスを越えないように、ホームベースから約7メートル後方に陣取りスイング。「途中は(スタンドに)入らないように、力を抑えながら」と言いつつ、66スイング目に逆風を切り裂く打球がフェンスを越えると「第1号!」と絶叫。スラッガーの血が騒いだ。

 それでも、やみくもに振ることはなかった。途中で取り出したスマートフォンで動画を確認。内川と長谷川勇のロングティーの様子を撮影したものだった。ともに首位打者に輝いたことのあるバットマンの、卓越したスイングに見とれた。

 「内川さんも長谷川(勇)さんも力を入れているように見えないのに飛距離がすごい。打撃に品がある」

 動画を確認したあとは力感のないスイングを試みたが、打球の勢いも弱まった。「まねしようとしても、まだなかなかできない」。それでもラスト5球はリミットを外し、フルスイング。それまでの120球で3本だった柵越えが、5球中2球で生まれた。

■5球単位で勝負

 「5球」。これが、野村が定める一つの単位になっている。筑後で自主トレをしている長谷川勇の一挙手一投足に注目している。「マシン打撃で5球のうちミスが1球あるかどうか。これが1軍レベルなんだなと。僕もまずはマシン打撃相手に10割を目指したい」

 朝、昼、夕方、夜と1日4度マシン打撃で打ち込む中で、5球区切りでフォームをチェック。「4球以上うまくいけば、次にすんなり入っていくけど、2球ミスがあると1回考える」。1日800スイングをノルマにする18歳は、その質にもこだわりを持っている。

 昨秋のドラフトでは中日根尾、ロッテ藤原、広島小園の3人が競合し、オリックス太田を含め4人が1位指名された高卒野手の“当たり年”。その中にあっても、高校通算68本塁打の野村は「打撃に限れば誰にも負けない」と自信を持つ。その言葉をプロの舞台で証明するため、生きた教材を参考にバットを振り続けていく。 (鎌田真一郎)

=2019/01/21付 西日本スポーツ=

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