ソフトB高橋礼、“変幻投法”で開幕ローテ入り 日ハム上沢から秘訣伝授

「変幻フォーム」で開幕ローテ入りを狙う高橋礼
「変幻フォーム」で開幕ローテ入りを狙う高橋礼
写真を見る
取材陣に囲まれ笑顔で話す高橋礼
取材陣に囲まれ笑顔で話す高橋礼
写真を見る
高橋礼の2018年登板成績
高橋礼の2018年登板成績
写真を見る

 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(23)が20日、“変幻投法”を身につけての開幕ローテーション入りを誓った。年明けから、千葉・専大松戸高の先輩で昨年2桁勝利を挙げた日本ハム上沢の下で自主トレ。理想のフォームにこだわり過ぎないことが1年間を投げ抜く秘訣(ひけつ)と教えられたという。日ごとの調子に合った複数のフォームを自分のものにして、活躍への引き出しを増やしていく。

 褐色の肌が鹿児島県徳之島で行った自主トレの充実ぶりを物語っていた。高橋礼は年明けから約2週間、上沢の下で精力的に体を動かした。時に気温20度に達した温暖な気候も手伝って、既に4度もブルペン入りした。20日に今年初めて福岡県筑後市の2軍施設を訪れ、体幹トレーニングなどを実施。自主トレを振り返り「本当に勉強になった。今季に生かしたい」と成果を強調した。

 上沢から学んだことは多い。目からうろこが落ちたのは、1年間を戦い抜く上での投球フォームに対する考え方だった。「いつも同じフォームで投げられるわけではないから、調子に合わせたいろんなパターンのフォームで投げられたほうがいい、と教えてもらった」。昨年2桁の11勝を挙げて日本ハムのエースに成長した先輩に、実体験を踏まえたアドバイスを受けられたという。

 自身の「チェックポイント」という右脚の動きさえ崩さなければ、日によって腕の位置が多少違っても、リリースポイントが前後に動いても、当日の調子に合っていることを重視。理想のフォームに固執する必要はないという柔軟な考え方だ。「しっかりと実践できるようにしたい」。春季キャンプでは、投げ込みをしながら自身の調子を見極めてフォームを変え、引き出しを増やしていく。

 徳之島自主トレには、昨季リーグ3位の打率3割2分3厘をマークした日本ハムの近藤も参加。高橋礼は球界屈指の左の好打者を相手に打撃投手を務めた際、「外角低めなどは目線が遠いし嫌だ」と言われたという。下手投げの特殊性を改めて認識し、自信にもつながった。だからこそ通年投げきれる技術を身につけて、2年目の飛躍につなげたいという思いは強い。

 1年目にポストシーズンと日米野球でブレークしたものの、プロ未勝利。開幕ローテーションへの道は険しいと当然認識している。先発候補は開幕投手を狙う東浜、千賀を軸に、復活を誓う和田のほか、武田や大竹、新フォームで飛躍を図る松本らもいる。助っ人勢も健在だ。それでも目標に据える新人王と来年の東京五輪に向け、一歩も引けない。変幻自在の“カメレオンサブマリン”と化し、一気にローテ有力候補に浮上する。 (山田孝人)

=2019/01/21付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]