ソフトB甲斐トーク 目指せ愛され女房 キャンプ中全投手と“積極外交”

送球練習する甲斐
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打撃練習中に明るい表情を見せる甲斐
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イベントで仲のいい様子を見せる甲斐(右)と千賀=2017年12月
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 「積極外交」で愛され女房に! 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が23日、宮崎春季キャンプの目標に投手陣とのコミュニケーション強化を挙げた。昨年は日本シリーズで最高殊勲選手(MVP)に輝いたが、レギュラーシーズンのフル出場は38試合。目標に全143試合フル出場を掲げる強肩は、投手陣とキャンプ中の食事をともにするなど会話を通して信頼度を高めていく。

■「一人一人の性格知る」

 「甲斐キャノン」は一躍全国区となり、多忙なオフを過ごした。だが胸には悔しさが残る。「良かったのは日本シリーズだけ。レギュラーシーズンで優勝を逃して、自分の力のなさを感じた」。昨季は試合終盤にベテランの高谷にマスクを譲る場面も多かった。今もレギュラーを盤石なものにした実感はない。

 甲斐が今季狙うのは捕手としてレギュラーシーズン全143試合フル出場。「すごく大きな目標。今はそこまでの力はないし、出させてもらっている面もある」。昨季は自己最多の133試合に出場し、111試合で先発マスクをかぶったが、フル出場は38試合。目指す高みに到達するには? 甲斐は投手陣からの信頼度が鍵とみている。

 「ピッチャー一人一人の考えは当然違う。性格や人柄を知っているのと知らないのでは(投手を)リードする上で全然違う」。コミュニケーションの重要性を実感するのは、2011年に育成で同期入団し、私生活でも仲がいい千賀とバッテリーを組む時だ。「あうんの呼吸がある。千賀がどんなボールを投げたいのか、分かることも多い」。以心伝心の関係がパフォーマンスの向上につながることを実感している。

 より良い「夫婦関係」を築くため、キャンプではとことん投手陣と話す。「ブルペンでボールを受けた後はもちろん、ホテルで夕食を一緒にとりながら会話をしたり、部屋に行って話したりもできる。2軍の投手もホテルは違うけど(同じ生目の杜で練習するので)話す機会はあると思う。理想は全投手とコミュニケーションを取ること」と昼夜を問わずに絆を強める。

■攻守で「状態バッチリ」

 かつてのキャンプでも投手陣と会話を重ねたが、今年は自覚が違う。「しっかりやらないといけない立場だという覚悟はある」。この日は筑後のファーム施設で練習。二塁への力強い送球を連発するなど“キャノン”は早くも全開だ。フリー打撃では約50分間、バットを振り込んだ。「状態はバッチリ」と話す表情には責任感がうかがえる。

 「1軍の試合に(本格的に)出だして、まだ2年。投手陣から『甲斐のサインなら任せられる』と思ってもらえるようにならないと」。タカの全投手を知り尽くし“愛され女房”を目指す。 (長浜幸治)

=2019/01/24付 西日本スポーツ=

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