ソフトBドラ4板東に入来コーチ高評価「面白いし即戦力」

新人合同自主トレで初めて捕手が座った状態でブルペン投球した板東
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 開幕1軍入りへ、ボールも姿勢もぶれない! 福岡ソフトバンクのドラフト4位、板東湧梧投手(23)=JR東日本=が26日、筑後のファーム施設で初めて座った捕手を相手にブルペン投球し、持ち味のコントロールの良さを見せつけた。ドラフト上位の豪腕2人に挟まれる形となったが、張り合うことなく投球に集中。自身の背番号50を昨季まで背負っていた摂津正氏をほうふつとさせる制球力を武器に、虎視眈々(たんたん)と1軍切符をつかみにいく。

■座った捕手には初 ブルペン投球12球

 ともに150キロ超の直球を武器にするドラフト1位甲斐野(東洋大)と同2位杉山(三菱重工広島)が両隣で剛速球を投げ込む中、新人合同自主トレ3度目のブルペン入りで、初めて座った捕手を相手に投球した板東。淡々と直球とカーブ計12球を投げ込んだ。

 「(ブルペンでの)ポジションをミスったかなと思った。(2人が)すごいボールを投げるなと、気にはなった」と苦笑しつつも、「張り合って(フォームが)バラバラになってもいけない。感覚を確かめることに集中した」と自分を見失うことはなかった。

 最速148キロ右腕が最も自信を持つのが制球力だ。球を受けた育成ドラフト1位の渡辺(鹿児島・神村学園高)は「構えたところにビシッとボールが来た」と舌を巻く。投球を見守った入来3軍投手コーチも「甲斐野や杉山が注目されているけど板東もいい。球が見えづらいフォームで打者は差し込まれるんじゃないか。面白い存在だし、即戦力」と高評価した。

■入来コーチ高評価 「面白いし即戦力」

 制球力の重要性は、背番号50の前任者から学んだ。摂津氏の投球動画を何度も見て参考にしたという板東に、摂津氏が9日の引退会見で残した「コントロールだけは誰にも負けないと思ってやってきた」という言葉が響いた。「特別な才能のない自分にとっても、制球力は生命線」。背番号だけでなく、“摂津イズム”も継承する気概を見せる。

 摂津氏とルーキーイヤーのオフから4年連続で自主トレをともにした同郷の森(徳島県出身)の存在も大きい。「摂津さんの話だけでなく、ピンチになったときの集中力や、けがをしない体づくりなど、いろんなことを聞いてみたい」。25日に練習で筑後を訪れた森と握手を交わした板東は、春季キャンプ中に先輩を質問攻めするつもりだ。

 工藤監督が筑後を視察する28日に再びブルペンに入る。「アピールは大事だけど、勝負はあくまで実戦の場。総合力で戦わないと、僕みたいな投手は消えてしまう」。ぶれない男が背番号50にふさわしい男になる。 (長浜幸治)

=2019/01/27付 西日本スポーツ=

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