ソフトB工藤監督、金の卵にワクワク ドラ1甲斐野を高評価「腕の使い方が上手」

ブルペンで新人の投球を見る工藤監督(左から2人目)
ブルペンで新人の投球を見る工藤監督(左から2人目)
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ブルペンで投げ込む、ドラフト1位の甲斐野
ブルペンで投げ込む、ドラフト1位の甲斐野
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ブルペンに入って投げ込んだ新人投手
ブルペンに入って投げ込んだ新人投手
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 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(55)が28日、新人合同自主トレを初視察し、大学・社会人の即戦力投手に高評価を与えた。ドラフト1位の甲斐野央投手(22)=東洋大=らが熱投するブルペンに鋭い視線を送った指揮官は、宮崎春季キャンプのA組に2017年の田中以来の新人抜てきを示唆。複数人となれば工藤政権では初となる。29日のコーチ会議で決定されるが、新人にとっては“御前投”でアピールに成功した形ともなった。

■「キャンプ楽しみ」

 熱気あふれるフレッシュなブルペンに工藤監督は笑みをこぼした。今年初めて福岡県筑後市の2軍施設を訪れて、新人合同自主トレーニングなどを視察。全員が大学・社会人出身となった支配下登録の新人5投手の投球を見守った。「こうやってブルペンに入って、自分はできるとアピールすることも大事。みんな仕上がりがよくなっているね」とうなずいた。

 中でも、ドラフト1位の甲斐野には特に熱い視線を送った。球速の計測はせずに30球を投げたが、捕手の谷川原が「150キロ近くは出ていたと思う」と振り返った4度目のブルペン投球。甲斐野は「アピールしたいとも思っていたし、見ていただいていることでいい緊張感の中で投げられた。でもこれからもっと上げていかないと」とまだ満足はしていないものの、工藤監督は「非常に気持ちが入ってしっかり投げていた。キャンプで楽しみ」と高く評価した。

 加えて力感のない甲斐野のフォームにも好感を得た。「腕の使い方が上手だね。自分の中でいい投手の条件としては、球は速いけど力感がないことと見ている。(甲斐野は)そういうふうに捉えている。力感なく投げていた」。先日のブルペン投球では最速152キロをマークした右腕だが「最速(159キロ)を考えると152キロは9割ぐらいだろう。この時期に出るということは、しっかりやってきた証しだと思う」と目を細めた。

■育成重田も新発見

 この日は社会人出身の同2位杉山、同4位の板東、同7位の奥村、大卒の同6位泉らがブルペン入り。育成3位の重田の投球練習には「まとまっていて面白い」と新発見もあった。迫る春季キャンプのメンバー振り分けは、29日のコーチ会議を経た上で決定されるが「自分たちも期待して見させてもらう。A組に入る人(新人)も何人かいるかな」と工藤政権では初の複数ルーキーのA組抜てきも示唆。球春を直前に控え実りある視察になった様子だ。 (山田孝人)

=2019/01/29付 西日本スポーツ=

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