ソフトバンク痛恨の事態 加治屋が右肩異変 キャンプ目前救援陣に暗雲

右肩の不調を訴えた加治屋。投内連係で汗を流す
右肩の不調を訴えた加治屋。投内連係で汗を流す
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昨年11月の日本シリーズで力投する加治屋
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 タカの救援陣に暗雲!? 福岡ソフトバンク加治屋蓮投手(27)が右肩コンディション不良のため、宮崎春季キャンプでリハビリ組からのスタートとなる可能性が高いことが28日、分かった。昨季球団最多タイのシーズン72試合に登板するなどフル回転した右腕の出遅れは右太もも裏肉離れの石川に続いてチームにとっては痛恨の事態。サファテ、岩崎も手術明けのシーズンであり、2月1日のキャンプインを前に鉄壁の救援陣に不穏な空気が漂い始めた。

■病院には行かず

 工藤監督が視察したブルペンでルーキーたちが必死に腕を振る中、加治屋は肩の状態を確かめるように軽めのキャッチボールを行った。投手陣に求められている春季キャンプ初日の2月1日のブルペン入りには程遠い状態。昨季フル回転した右腕がA組から外れることが確実となった。

 「痛みがあるわけではないけど、思ったように調子が上がってこない。無理して焦るのもよくないので、しっかり開幕に1軍にいられるようにやっていく」。軽いキャッチボールとともに、ウエートトレーニングやケアを入念に行い、筑後のファーム施設を後にした加治屋は、あくまで軽症であることを強調した。

 変調をきたしたのは、年が明けてから。昨年は日本シリーズ終了後も12月までボールを投げていた。キャンプ初日のブルペン入りを想定し、疲労回復のためにいったん肩を休め、再び状態を上げようとしたところで違和感を覚えたという。

 知らぬ間に疲労が蓄積していても何ら不思議はない。ドラフト1位で2014年に入団してから、4年間で1軍登板は4試合。それが昨季は、右肘を手術した岩崎の穴を埋めるように、球団タイ記録の72試合に登板しセットアッパーとして君臨。シーズンを通し、初めて1軍で戦い抜いた。11月にはオーバーホールのために渡米し疲労回復にも努めたが、ダメージは想像を超えていた。

 現時点で病院に行く予定はないとは言うものの、チームとしては不安が募る。昨季、先発と中継ぎの2役を務め上げ、チームトップタイの13勝を挙げた石川が、右太もも裏の肉離れでリハビリ組スタートとなる見込み。シーズン序盤でサファテ、岩崎が故障離脱した中でフル回転した2人の出遅れは気がかりだ。

 17年の勝ちパターンだったサファテと岩崎の両右腕も着々と調整を続けているが、いずれも手術明けで実戦復帰のめどは不透明だ。その中で、石川に続き加治屋も出遅れとなれば、ルーキーイヤーから50試合以上登板を5年続ける昨季のセーブ王森への負担増は避けられなくなる。盤石な勝ちパターンの形成が近年の戦いの礎になっているだけに、球春到来を前にして暗雲が漂ってきた格好だ。

 ◆サファテの現状 昨年の開幕直後に右股関節を痛めたサファテは、4月に米国へ帰国し手術を受けた。米国アリゾナでリハビリを続け、6月にキャッチボールを再開。今年1月にブルペン投球をしている動画を自身のツイッターに投稿した。

=2019/01/29付 西日本スポーツ=

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