ソフトBキャンプイン 故障防止へ工藤監督の秘策

沿道に詰めかけた宮崎のファンに手を振る(オープンカーの左から)工藤監督、中村晃、柳田
沿道に詰めかけた宮崎のファンに手を振る(オープンカーの左から)工藤監督、中村晃、柳田
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全体ミーティングで選手らを前に訓示する工藤監督
全体ミーティングで選手らを前に訓示する工藤監督
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歓迎セレモニーで花束を受ける(前列左から)柳田、工藤監督、中村晃
歓迎セレモニーで花束を受ける(前列左から)柳田、工藤監督、中村晃
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宮崎のファンに手を振る(左から)森、内川、今宮
宮崎のファンに手を振る(左から)森、内川、今宮
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ホークス歓迎パレードに詰めかけ、沿道から選手らに声援を送るファン
ホークス歓迎パレードに詰めかけ、沿道から選手らに声援を送るファン
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チャンピオンフラッグを手に、パレードを先導する子供たち
チャンピオンフラッグを手に、パレードを先導する子供たち
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歓迎パレードで選手たちを見ようと大勢のソフトバンクファンが沿道を埋めた
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■宮崎入り

 走って食べて寝て、学べ! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(55)が31日、就任後初めて春季キャンプ期間中に整形外科医などの講師を招き、計4度全選手参加の座学を宿舎で行う考えを明かした。宮崎入り後のミーティングでは、第2クールまでは走り込みを中心に行うことをあらためて選手らに通達。食事や睡眠の大切さもこれまで以上に意識させるなど、宮崎の地で故障防止の土台をつくり、リーグV奪回と3年連続日本一を目指す。

 リーグの覇権を奪い返し、3年連続で日本一の頂に立つために、何をすべきかをシンプルに導き出した。昨年の日本シリーズで戦った広島と同便となった航空機に乗り込み、工藤監督は引き締まった表情で宮崎入り。前半に走り込むほか、「盗塁、走塁」をより意識させるという今キャンプ期間中、チーム宿舎に整形外科医などの講師を招き4度、全選手を対象にした座学を開催することを明かした。

■昨季の反省生かす

 「故障防止というのが一番の目的。投手、野手にかかわらず全選手に参加してもらう」。4度行う座学では「肩」「肘」「股関節」「コンディショニング」と、それぞれの分野を専門とする医師らを招く。特に肩、肘は投手が故障しやすい箇所ではあるが、4度すべてを全選手に受講させることで、チーム全体により故障防止への意識を高めさせる狙いだ。

 悔しさと反省が根底にある。昨季は開幕直後からサファテ、岩崎と2017年のリーグVと日本一を支えた救援陣が故障離脱。先発陣、野手陣にも故障者が続出した。規定投球回数に届いた投手は62年ぶりにゼロで、野手の全試合出場は松田宣と上林の2人だけ。故障者の続出が原因で、特に夏場までは苦しすぎる戦いを強いられた。

 就任後初となる4度の座学で、故障防止へ向けての「頭」を鍛えてもらう考えだが、もちろん「体」もいじめ抜く。第2クール終了までは走り込みが中心。長距離、短距離とメニューは日ごとに違うが「倍まではいかないけど」と、総距離は昨季までに比べ大幅に増えることを明かした。「一度落として、回復する能力を身につけてもらう」。故障しにくい体をつくるためには、回復力を高めることが重要だと強調する。

 「疲れてもしっかり食べないといけない」と、長丁場のシーズンを戦い抜くために食事の大切さも示した指揮官は、さらに睡眠の重要性も再認識している。1月中旬に渡米。スタンフォード大学の教授に「睡眠負債」が招く悪影響を教わったという。「そういう状態(睡眠負債)になると、回復できるまで1カ月近くかかる。そういう時に打者の成績も落ちやすくなる」。キャンプ期間中に門限などを設けることはしないが、必要に応じて個々の選手に睡眠の大切さを伝えていくことも考えている。宮崎の地で走って、食べて、寝て、学び、V3への土台をつくり上げる。 (倉成孝史)

=2019/02/01付 西日本スポーツ=

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