ソフトB捕手陣総ツッコミ 森がピチピチ岩崎ユニで投球

岩崎と石川のユニホームを着て、ブルペンで投げる森。右は工藤監督
岩崎と石川のユニホームを着て、ブルペンで投げる森。右は工藤監督
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少年野球教室で甲斐の右手が顔面を直撃し、痛がる森
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 鉄腕森は元気です! 森唯斗投手(27)がリハビリ組の2人に借りたユニホームを着てブルペン投球を行った。身に着けたのは上が手術明けの岩崎、下が右太もも裏を肉離れしている石川のもの。第1クール最終日は嘉弥真もランニングメニューを回避するなど救援陣に不安要素が相次ぐ中、新人から5年連続50試合以上登板中の右腕が際立つ存在感を見せつけた。

■捕手陣ツッコミ

 A組ブルペンにいち早く背番号17の右腕が入ってくると、待機していた捕手陣からすかさず総ツッコミが入った。ユニホームを着ていたのは持ち主の岩崎に比べて背は低いが胸板の厚い屈強な男。周囲の反応に白い歯を見せた森は、無邪気に右肘を指さした。昨年2度右肘を手術した岩崎を意味するジェスチャーで笑いを誘った。

 キャンプ初日から中1日でのブルペン入り。直球のみ29球を、内外角に投げ分けた。「肘に違和感が出たので(投球を)やめました」。これも岩崎になりきってのジョークだ。

■倉野コーチ信頼

 岩崎に借りたのは、自身のユニホームを忘れたための措置。176センチ、95キロの森に対し190センチ、87キロと細いシルエットの岩崎のユニホームは「ちょっときつかった」と苦笑いだ。ズボンは右太もも裏肉離れでリハビリ中の石川のものだったことも明かした。

 キャンプインから午前中のランニングメニューも軽快にこなす右腕は「僕は走れるデブ」と自虐的に笑い飛ばす。新人から5年も50試合以上登板を続けながら蓄積疲労を感じさせない姿は周囲を驚かせる。「体が強くて本当に頼もしい。それがより際立っている」。倉野1軍投手コーチがそう語るには理由がある。

 この日は昨季67試合に投げた左腕の嘉弥真が、股関節付近の違和感でランニングメニューを回避した。今月中旬にキャンプに合流するサファテは岩崎と同じく手術明け。昨季球団タイ記録の72試合に登板した加治屋も、右肩の不調でリハビリ組で調整を続けており、救援陣の編成は現段階で不透明な状況だからだ。

 不安が尽きない中で、昨季セーブ王の森はブルペンリーダーとして、練習の雰囲気を明るくする役目も果たしている。「しんどいと言いながらやっても身にならない。自分で自分を鼓舞しながらやっている」。チームを引っ張っていく自覚も十分だ。

 5日の第2クールからは打者相手の投球もメニューに入ってくる。「打者に投げる方が(感覚が)分かりやすい。僕はブルペンより実戦が好き」。救援陣に不穏な空気が漂う中、疲れ知らずの鉄腕はマウンドで投げる時を待ちわびている。 (鎌田真一郎)

=2019/02/04付 西日本スポーツ=

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