SBドラ2杉山は救援陣の救世主候補/西村龍次氏の目

西日本スポーツ評論家の西村龍次
西日本スポーツ評論家の西村龍次
写真を見る

 ブルペン競演となった新人の中で、杉山の良さが際立った。何よりボールが速くて強い。193センチの身長を生かし、角度もある。この日は少し制球がばらついたが、大勢の前で投げてきたことや走り込みによる疲労もあるだろう。球を受けた高谷が「とにかく球に威力がある。球速も今のホークス(投手陣の中)でトップクラス」というのだから、その球威が分かる。

 投球フォームはオーソドックス。体や腕の使い方は理想的で全体のバランスがいいから、制球を崩して自滅するイメージが湧かない。社会人時代は直球と縦のスライダーが投球の中心。球種は多くないが、短いイニングに力を集中させるタイプで問題はない。社会人出身でフィールディングやけん制などで悩む必要もないはずだ。サファテや岩崎、加治屋、石川が現時点で不透明。森が順調とはいえ、杉山が救援陣の救世主になる可能性もある。

 甲斐野が状態を上げてくるのはこれからだろう。現状でも球は速いし、体の強さ、ポテンシャルの高さを感じる。左脚に体重が乗ってくれば、さらに球速、球威が増すはずだ。彼らが今後の実戦で打者に対してどれぐらい腕を振って投げられるか。期待が膨らむ。 (西日本スポーツ評論家)

=2019/02/06付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]