クセ球がすごい!ソフトBドラ2杉山、驚異の真っスラ ロッテスコアラーも評価

工藤監督(奥)が見つめる中、打撃投手を務めた杉山
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汗をぬぐい、笑顔を見せる杉山
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 真っすぐのクセがすごいんじゃあ!! 福岡ソフトバンクのドラフト2位、杉山一樹投手(21)=三菱重工広島=が6日、A組のフリー打撃に登板した。最速144キロの直球のみ41球で安打性の打球は3本。その真っすぐがカットボール気味に動くことが判明した。193センチの長身から投げ下ろす角度と縦に鋭く変化するスライダーが持ち味の右腕は、秘めた「くせ球」を持っていた。

■新人一番乗り

 A組のフリー打撃に新人一番乗りで登板した杉山の言葉は、充実感に満ちていた。「今までのブルペン投球よりも良かった。めちゃくちゃ楽しかったです」。真っすぐのみで球速は常時140キロを超え、最速144キロをマークした。塚田には22球を投げて安打性の打球は2本で、高田には19球で1本。ファウルを16本打たせた。

 長身から投げ下ろす角度のある投球と縦のスライダーの切れは、新人合同自主トレ中から高評価を得ていたが、右腕にはさらなる「武器」があった。真っすぐが右打者の外角へ小さく曲がる時があるのだ。

■ロッテ007評価

 バックネット裏で視察したロッテの吉井スコアラーは「腕の振りが緩いわりに球が来る。ギャップがある」と評価した上で続けた。「くせ球気味というか、右打者の外角、左打者の内角への球がカット(ボールのような変化を)していた」。打席に立った高田も「インコースのストレートは“真っスラ”みたい。結構曲がっていた」と証言した。

 杉山も自身の真っすぐの特徴を自覚している。「もともと真っスラするタイプで、直すつもりはない。まだまだ操るというレベルじゃないけど、もしそれができれば、すごい武器になる」。社会人時代にカットボールを習得しようとしたが「ストレートの質が悪くなってしまった」と断念。持ち球は縦のスライダーのほか、カーブ、チェンジアップと落ちる球ばかり。横に曲がるボールを自在に操れるようになれば、投球の幅は大きく広がりそうだ。

 一方で工藤監督は「投げている感じは良かったし、ストライクも取れたが、ちょっと下半身が疲れているところはあった」と指摘。初めてのキャンプに加え、ハードなランニングメニューが続いているだけに、倉野投手コーチは「(疲れは)当然考慮している。もっと良くなってくると思う」と期待した。“クセがすごい”真っすぐを磨き、目標の開幕1軍を狙う。 (長浜幸治)

=2019/02/07付 西日本スポーツ=

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