城島21歳で3割捕手 サヨナラできないBクラス【平成9年のホークス】

正捕手に定着し打率3割をマークしたダイエー城島(平成9年)
正捕手に定着し打率3割をマークしたダイエー城島(平成9年)
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サヨナラ弾を浴びマウンドにしゃがみ込むダイエー吉武(手前)と優勝を喜ぶ西武ナイン(平成9年10月)
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 ソフトバンクが本拠地を福岡に移して30周年を迎えた。移転最初のシーズンは平成元年。弱小から常勝へと変貌した「平成のホークス」の歩みを振り返る。

 ◆1997(平成9)年=4位/63勝71敗1分け 勝率・470

 96年シーズンの終盤に17試合で4本塁打を放つなど開花の予感を漂わせていた城島健司がオープン戦最優秀選手賞を受賞、3年目で初めて開幕マスクをかぶり本格的に正捕手への道を歩み始めた。

 王貞治監督の下、開幕から吉永幸一郎、小久保裕紀と左右の大砲が機能。前半戦で小久保23本、吉永25本と破壊力を見せ、チームは首位オリックスに3・5ゲーム差の3位でAクラスターンした。しかし球宴明けは3連勝→7連敗→2連勝→7連敗と負けが込み8月中旬に4位転落。最後まで浮上できないままシーズンを終えた。

 勝てなかった要因の一つが勝負弱さだ。サヨナラ負け13度は53年西鉄に並ぶリーグワースト。10月3日の西武戦では延長10回にサヨナラ本塁打を浴びて相手の優勝が決定した。シーズンを象徴するような黒星で西武戦の連敗が11に伸びるとともに、20年連続Bクラス(プロ野球記録)も確定した。

 最後まで本塁打王のタイトルを争っていた小久保はウィルソン(日本ハム)に1本差の36本。2年ぶり2度目の最多本塁打のタイトルこそ逃したが、114打点で初めて打点王に輝いた。城島は120試合に出場してリーグ5位の打率・308。2リーグ制後の捕手では最年少の21歳で3割を記録し、15本塁打とパワーも兼ね備えた強打の捕手として飛躍した。

 オフには米メジャーや日本、韓国の若手有望選手が多く参加した米ハワイのウインターリーグに井口忠仁(現資仁)、松中信彦、柴原洋、倉野信次、斉藤和巳ら若手が派遣された。後の黄金期のメンバーがそろっていた中で、松中がリーグMVPを受賞した。

 悲願のAクラス入りを目指すチームはオフに積極的な補強に動き、日本ハムから金銭トレードで長冨浩志が移籍したほか、近鉄からFAの山崎慎太郎、同じ近鉄から西村龍次、広島からロペスを獲得。ドラフトでは1位で永井智浩、2位で篠原貴行、3位で木村茂、4位で星野順治を指名した。

=2019/02/11 西日本スポーツ=

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