ソフトB柳田「金メダリストになりたい」 最初で最後の五輪!!

キャンプ休日に室内練習場で打撃練習する柳田
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 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)が、2020年東京五輪での金メダル獲得を高らかに誓った。24年パリ大会で野球が実施されないことが決まり、柳田にとっては、公開競技だった1984年ロサンゼルス大会以来36年ぶりの金メダルがかかる東京が最初で最後の五輪となる可能性が高い。小学生だった98年、自国開催の長野冬季五輪で得た感動を、今度は自らが子どもたちに送り届ける。右太もも裏痛で別メニューが続いたが、22日に休日返上で調整。きょう23日からA組全体練習に復帰する。

■休日返上

 パリ五輪から野球が消えた…。球界をショックが襲う中、柳田は“東京”への意欲をさらに強くした。「最後に金メダリストになりたい。金メダルがあったらかっこよくないですか」と“ギータ節”で2020年への思いを口にした。

 柳田が五輪で最も強い印象を受けた場面は、1998年の長野冬季大会スキージャンプ団体の金メダルだ。激しい雪の中、1本目で失敗した原田雅彦が2本目で大飛躍。最終ジャンパーの船木和喜に「ふなき~」と泣きながら声援を送ったシーンは日本中に感動を呼んだ。「小学生のころ、テレビにくぎ付けになった。わー、すげー、って。自分と全く関係のないジャンプだったけど感動した」。魂を揺さぶられた21年前の経験を今も忘れてはいない。

 仮に2028年のロサンゼルス大会で野球が実施競技に復活しても、その年に柳田は40歳を迎える。だからこそ、自身にとって最初で最後の五輪になる可能性が高い東京で、長野でのスキージャンプ日本代表のように子どもたちへ感動を届けることを大きな目標に掲げる。五輪はもちろん、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場したことがない。それだけに自国開催の大舞台への思いは人一倍強い。

 14日のウオーミングアップ中のランニングで右太もも裏を痛め、別メニュー調整が続いてきたが、キャンプ休日の22日、再起へ動きだした。小雨が降りしきる生目の杜運動公園に姿を現した柳田は、室内練習場でマシンからの緩いボールを約100スイング。患部を気にするそぶりもなく、一心不乱にバットを振った。「もう大丈夫っすよ」。力強く言い切った。

 練習を視察した森ヘッドコーチは「23日からA組の全体練習に合流させる」と明言。24日のオリックスとのオープン戦(宮崎アイビー)についても「状態が良ければ、DHで1打席立たせるかもしれない」と語った。東京五輪に出場するためには、当然それだけの成績を残すことが前提となる。今季50本塁打を目指す男が、強い思いを胸にリスタートする。 (長浜幸治)

=2019/02/23付 西日本スポーツ=

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