SB工藤監督、切実に「試合したかった」 先発テスト順延、ローテや開幕投手にも影響

雨天中止となり、スタンドの観客にあいさつ後、引き揚げる工藤監督
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球場前に集まったファンにカードを配る工藤監督
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ソフトバンクの日程と天気予報
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 雨降って地固まらず…。今季初の対外試合だった、オープン戦のオリックス戦(宮崎アイビー)は雨天中止となった。宮崎滞在中に開催される実戦は26~28日の3試合を残すが、27、28日も雨予報が出ており試合が中止される可能性もある。現状開幕ローテーションが固まっていないほか、主力級が7人いる外国人選手の起用法も模索中。貴重な判断材料となる実戦機会が失われ、工藤公康監督(55)も頭を悩ませている。

 オープン戦のオリックス戦は試合開始直前に中止が決定した。ほぼベストメンバーのソフトバンク。オーダーもスコアボードに記されていただけに、大勢のファンが詰めかけたスタンドから一気にため息が漏れた。工藤監督も「できれば、日曜日ということもあったし、試合をしたかったですね」と残念がった。

 ただ、ため息をつきたいのはチームも同様だ。工藤監督は「(投手の登板日が)多少の変更は余儀なくされる」と話す。28日まで滞在する宮崎で行う残りの実戦は3試合。26日から楽天、西武、ロッテと続くが、27、28日は雨予報が出ており再び中止となる可能性もある。森ヘッドコーチも「天気が悪いみたいだな。投手の調整のことを考えたらやりたいが…」と心配顔だ。

 24日は今季から先発に転向するスアレスが、1番手で登板する予定だった。チームは1軍出場登録4人まで(投手、野手のいずれか最大3人まで)の外国人枠のフル活用を検討中。7人いる1軍主力級の助っ人の効果的な起用へ、外国人の先発を3人体制にして、場合によっては1枠を共有する形で潤沢な戦力を生かす構想を持っている。

 その鍵を握るのがスアレス。森ヘッドが「先発テストの意味もあった」というように、見極めの重要な機会が失われた形だ。倉野投手コーチは「予定が全て変わった。これから(登板日を)組み直す」。この日登板予定だった投手は26日からの3連戦に回り、スアレスは優先的に好天が予想される26日に投げるとみられる。

 また昨季先発陣でただ一人、1年間万全な状態を保ったバンデンハークが、コンディション不良で調整が遅れている。前日23日に20日ぶりにブルペン入りしたものの心配される状況だ。

 かねて工藤監督は「2月中には投手陣の中心3枚を決めないと」と話していた。千賀、東浜と並んで順当なら当然候補となる、バンデンハークの状態がはっきりしないことには決断は難しい。このことも、ここまで開幕投手やローテが固まらないことに影響を及ぼしてきた。先発ローテ編成に大きな影響を及ぼす、外国人選手の起用法に頭を悩ませている工藤ホークス。早急に投手陣の見極めを進めたい中で、気がかりな今後の天候だ。 (山田孝人)

=2019/02/25付 西日本スポーツ=

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