SB育成・川原、猛虎を5球斬り!オール直球150キロ超 開幕1軍候補へ

9回に登板、三者凡退で試合を締めた川原
9回に登板、三者凡退で試合を締めた川原
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 ◆オープン戦 ソフトバンク1-0阪神(2日・ヤフオクドーム)

 帰ってきた大器が堂々の快投だ。1点リードの9回。育成の川原が1軍の試合では2012年の交流戦以来、7年ぶりにヤフオクドームのマウンドに登場し、珠玉の5球で猛虎を料理した。最速152キロを筆頭に全てが150キロ超。圧巻の快速球ショーだった。

■観客の多さに驚き

 先頭の大山は内角高めの151キロで三飛。江越は2球目の152キロで二飛に打ち取り、最後は伊藤隼を外角の151キロで二ゴロに仕留めた。「意外と緊張しなかった。良い感じで投げられたかな」。オープン戦ながらセーブも記録し、納得の表情を浮かべた。

 「人の多さにびっくりした」と振り返るように、3万人を超えるファンが本拠地に集まった一戦。僅差の緊張感も漂う中での登板だったが、4年ぶりの支配下復帰に向けて順調に歩む左腕は「とても新鮮で楽しかった。またここで投げられるように」と笑った。

 2月20日の紅白戦、同27日の西武との練習試合に続く快投だ。ここまでの3試合、計3イニングで1安打しか許さずに無失点を継続中。工藤監督も「直球待ち(の打者)を直球でポップフライに打ち取るなど、球に力がある。左右も苦にしていない」とうなずいた。

 育成から支配下を目指す存在から、今では「3・29開幕」の戦力候補にも挙がりつつある。倉野投手コーチも「1点差の場面でも落ちついていた。メンタルも成長している。少なくとも現段階では開幕1軍を争っているメンバーの一人」と左腕の成長を認めた。

■3試合連続無失点

 15年に左肩や左肘を手術し、同年オフに育成選手となったが、昨季は2軍戦34試合に登板して防御率1・75。1年を通して投げて自信をつかんだ。「今は無心でマウンドに上がれている。全ての登板がチャンス。『もらえた時は必ず結果を』と思っている」。多くの苦難を乗り越えた才能が、プロ10年目で花開こうとしている。 (山田孝人)

 ◆王球団会長(川原について)「肩も肘も手術していて、あの球を投げられるんだからね。本人は『何とかしないと』とやっているんだろうけど、(支配下の)枠はだいぶ空いている。慌てることはない」

=2019/03/03付 西日本スポーツ=

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