ソフトB武田3回6失点、また獅子にのまれた 開幕ローテ暗雲

3回2死一、二塁、西武・栗山に3ランを献上し、左手で顔を覆う武田
3回2死一、二塁、西武・栗山に3ランを献上し、左手で顔を覆う武田
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 ◆オープン戦 ソフトバンク3-11西武(5日・ヤフオクドーム)

 1週間前の惨劇が再び繰り返された。3回2死一、二塁。この回だけで2点を失っていた武田にとってとどめの一発になった。スライダーは低めに制球されていたが、コースは真ん中。栗山にフルスイングされた打球は、ファンの悲鳴とともにバックスクリーンに消えた。大量5失点の不本意なイニングになった。

 初回から昨季リーグチャンピオンの破壊力を見せつけられた。1死で源田、秋山に連打を浴び、2死から森に初球真ん中低めへのカーブを右前に運ばれる先制打とされた。予定の3回を投げ被安打8の6失点。開幕ローテ入りに暗雲が垂れ込める結果になった。

 「打ち取るための内、外のコントロールができなかった。要求に応えられず(捕手の甲斐)拓也さんに申し訳ない。悔しさしかないけど、技術不足。短時間で仕上げていきたい」

 今年初の対外試合だった2月27日、宮崎で西武と対戦して強力打線に打ち込まれた。2回に4長短打で3失点、3回は4連打を浴びて予定のイニングを投げきれず、この登板は被安打9、5失点。練習試合では異例といえるイニング途中での降板を命じられた。150キロを超える直球と宝刀カーブをはじめとした精度の高い変化球がありながら、抑えられない現実を突き付けられていた。

 昨季は4勝にとどまったものの、2015年に13勝、16年は14勝を挙げた右腕にかける首脳陣の期待は大きい。「ボールが走っていないっていう感じではなかったと思うけど。ちょっと悪い方、悪い方にいってしまったかな。なかなかいい評価にはならない」。結果が出ない右腕の評価に、工藤監督は頭を悩ませる。

 開幕ローテ候補の中でここまで順調な調整を続けているのは、2年連続開幕投手を務める千賀とミランダの2人。東浜は左脇腹を痛めたため対外試合の登板がなく、腰痛で調整が遅れているバンデンハークは実戦未登板。高橋礼、大竹といった若手や先発に転向するスアレスがアピールを続ける中で、工藤監督が「実績組」に結果を求めるのは当然のことだろう。

 「ケガしている人が帰ってくることも考えながらやっていきたい。少し苦しい状況であるかもしれないけれど」。残り1カ月を切って混沌(こんとん)としてきた開幕ローテ争い。そのリミットは刻々と迫ってきている。 (鎌田真一郎)

 ◆倉野投手コーチ(3回6失点の武田について)「この1週間でいい方向に進んだとは思う。でも、打たれていることは事実。少なくともこのままではダメだ」

=2019/03/06付 西日本スポーツ=

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