ソフトB詰まっても柳田弾 開幕前哨戦、昨季王者に“先制パンチ”

1回1死三塁、右翼テラス席に2ランを放つ柳田
1回1死三塁、右翼テラス席に2ランを放つ柳田
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 ◆オープン戦 ソフトバンク3-11西武(5日・ヤフオクドーム)

 待望ギータ初アーチ! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)が5日、西武とのオープン戦で今季の実戦初アーチを放った。1点を追う初回にヤフオクドームの右翼テラス席に放り込む2ラン。春季キャンプ地の宮崎市で行われた練習試合も含めて実戦5試合10打席目で飛び出した。自己最多の36本をマークした昨季は実戦ノーアーチで開幕を迎えただけに目標とする50本塁打へ万全の仕上がりをアピールした。試合は3-11で敗れた。

■右翼テラスへ2ラン

 昨季のリーグ王者を震え上がらせるに十分な「今季1号」だった。初回1死三塁、1ボールから高橋光の内角低め138キロスライダーを強振した。「タイミングをずらされて詰まった。手応えはそんなによくはなかった」と振り返った打球は高々と上がり右翼テラス席に飛び込んだ。宮崎で行われた練習試合も含め、実戦5試合10打席目で生まれた初アーチだった。

 今季のリーグV奪還を誓うチームにとって、この日のオープン戦は単なる1試合ではなかった。試合前、工藤監督は「勝って悪いことはない。打って悪いことはない。相手に嫌なイメージをつけないと。昨年はさんざん植え付けられた。向こうはチャンピオンチーム。(選手には西武を)どんどん意識してほしいし、してもらわなきゃ困る」と強い言葉で“前哨戦”の意義を強調。指揮官の思いにバットで応えた。

 柳田は昨季対戦したパ5球団のうち、西武にカード別最多の8本塁打を浴びせた。クライマックスシリーズファイナルステージでも5試合で打率4割5分、2本塁打、8打点と打ちまくり、チームの“下克上”の原動力になった。「今打とうが打てなかろうが、どっちでもいい」と本人はいたって冷静だが、リーグVを争う最大のライバルに脅威を与える「先制パンチ」となったことは事実だ。

■昨季OP戦HRなし

 昨季はオープン戦13試合でノーアーチに終わり、実戦1号は公式戦11試合目までかかる「スローペース」だった。それでも最終的には自己最多のシーズン36本塁打をマーク。さらなる進化を狙う今オフは「最初からとにかく打ちたい」と、年明け早々の1月7日から自主トレ先の沖縄でフリー打撃を開始。キャンプ中の2月14日の練習中には右太もも裏を痛め、一時別メニュー調整を強いられたが、心配無用と言わんばかりの結果を示した。

 今季の目標に50本塁打を掲げるタカの主砲に、立花打撃コーチも「彼にああだこうだ言う必要はない。29日(のシーズン開幕)に(調子を)合わせてくれれば」と全幅の信頼を置く。リーグVを争う最大のライバルをたたき、チームの開幕「奪Sh!(ダッシュ)」を先導する。 (長浜幸治)

   ◇    ◇

 ◆柳田のオープン戦1号 新人で迎えた2011年、2年目の12年はオープン戦ノーアーチ。

 ▼13年 6番中堅で先発出場した3試合目、3月2日の巨人戦(東京ドーム)で、ホールトンから右越えアーチ。20試合で計6発を放ち、オープン戦本塁打王に。この年104試合出場し、レギュラーに定着。

 ▼14年 初戦、2月22日の西武戦(宮崎アイビー)に7番中堅で先発出場し、松下からチーム初本塁打の右越え満塁弾。

 ▼15年 7試合目、3月8日のロッテ戦(QVCマリン)で石川から左翼席へ。

 ▼16年 2試合目、3月4日の阪神戦(ヤフオク)で連発。1号をメッセンジャーから左翼席へ、2号をドリスから右翼席上段へ。

 ▼17年 5試合目、3月12日の中日戦(同)で左腕バルデスから左翼席へ。

 ▼18年 レギュラー定着後初めて本塁打なしに終わった。

=2019/03/06付 西日本スポーツ=

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