1番投手大谷弾から悪夢 ハムに食われた11・5差【平成28年のホークス】

初回無死、初球を大谷にソロ本塁打とされた中田(中央)=平成28年7月3日
初回無死、初球を大谷にソロ本塁打とされた中田(中央)=平成28年7月3日
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日本球界復帰後初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に工藤監督(右)と握手する和田(平成28年4月12日)
日本球界復帰後初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に工藤監督(右)と握手する和田(平成28年4月12日)
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3者連続弾を放った松田(5)を迎える内川(右から3人目)や柳田(同2人目)ら(平成28年6月3日)
3者連続弾を放った松田(5)を迎える内川(右から3人目)や柳田(同2人目)ら(平成28年6月3日)
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本多が凡退しCS敗退、ベンチで肩を落とすソフトバンクナイン。投手は9回から登板した大谷だった(平成28年10月16日)
本多が凡退しCS敗退、ベンチで肩を落とすソフトバンクナイン。投手は9回から登板した大谷だった(平成28年10月16日)
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 ソフトバンクが本拠地を福岡に移して30周年を迎えた。移転最初のシーズンは平成元年。弱小から常勝へと変貌した「平成のホークス」の歩みを振り返る。

 ◆2016(平成28)年=2位/83勝54敗6分け 勝率・606

 歴史的な強さで優勝した15年の勢いのまま首位を快走したが、最後に歴史的な結末が待っていた。

 開幕直後にややもたついたものの、4月19日に首位浮上。5年ぶりに日本球界復帰した和田毅、15年に先発で開花の兆しを見せていた千賀滉大、来日2年目のバンデンハークらの先発陣に強力打線がかみあわさり、交流戦開幕を迎える時点で史上最大の6ゲームを2位ロッテにつけてセ界との対戦に突入した。

 この時点で日本ハムはソフトバンクと7・5ゲーム差の3位。柳田、内川聖一、松田宣浩による球団36年ぶりのクリーンアップ3連発、今宮健太の史上最年少通算200犠打などで交流戦2年連続6度目の優勝を果たし、この間に日本ハムとの差は最大11・5ゲームまで拡大した。6月が終わるころにはマジック点灯の話題も出たが、月が変わって流れも変わった。

 予兆は7月3日、本拠地での日本ハム戦。3連戦で1、2戦目を落としたソフトバンクは、先発の中田賢一が「1番投手」の大谷翔平にプレーボール弾を浴び上、8回を零されて敗れた。勢いづいた相手はこの3連戦を挟んで15連勝し、その間に2位浮上。対照的にソフトバンクは徐々にリズムが狂いはじめた。

 「投手・大谷」「打者・大谷」がことごとく立ちはだかったソフトバンクは8月25日に首位陥落。その後は激しいデッドヒートとなり、0ゲーム差で何とか首位をキープして9月21、22日の天王山2連戦を迎えた。そこまでリーグ最多15勝を挙げながら左肘に変調を訴えた和田を欠くチームは、千賀、武田翔太を立てて連敗。打線も初戦で大谷に8回1失点と抑え込まれ、2戦目でマジック点灯を許した。

 これで流れは決し、ソフトバンクは3連覇を逃しての2位でシーズン終了。逆転優勝チームの首位との最大ゲーム差11・5は史上3位タイだった。

 和田は勝率第1位と合わせて2冠、サファテはリーグ史上初の2年連続40セーブとなる43セーブでタイトルを獲得したが、チームとしては最後まで大谷の壁を崩せず屈辱の敗北を喫した。

=2019/03/07 西日本スポーツ=

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