ソフトB“育成卒業試験” 周東&川原 G3連戦で1軍昇格かけアピール

打撃練習する周東
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キャッチボールする川原
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 巨人3連戦が“育成卒業試験”-。レギュラーシーズン開幕前の支配下登録を目指す福岡ソフトバンクの育成選手、周東佑京内野手(23)と川原弘之投手(27)が12日からの巨人とのオープン戦3連戦に1軍昇格を懸ける。首脳陣は3連戦で1軍戦力を見極めると明言。宮崎春季キャンプから1軍に食らい付いている2人は、チャンスをつかみ取るべく懸命にアピールする。

■工藤監督「絞り込む」

 ヤクルトとのオープン戦が雨で中止となった10日、筑後のファーム施設での全体練習終了後、周東は1人屋内練習場に残ってダッシュを繰り返した。見守ったのは本多内野守備走塁コーチと村松外野守備走塁コーチの「元盗塁王コンビ」。9日のオープン戦で二盗に失敗した周東が両コーチに指導を願い出ていた。

 「自分のイメージと実際の映像がまったく合っていなかった。スタートを切る瞬間、地面を蹴り上げる左脚が思った以上に浮いて力が抜けてしまっていた」。ここまでオープン戦5試合で二盗を2度失敗し、盗塁成功はゼロ。最大の武器を生かせずにいる。

 キャンプ中の紅白戦3試合では7打数4安打、打率5割7分1厘と絶好調だったバットもしめりつつある。オープン戦に入り5打数無安打。「打ちたい打ちたいと力んでいた。結果はもちろん大事だけど、『打てなくても当たり前』と楽な気持ちでやってもいい。キャンプはそれで結果が出た」と焦りを抑え、打撃に集中するつもりだ。

 キャンプはB組スタートだったプロ10年目の川原は、2月20日のA組紅白戦で最速151キロをマークし首脳陣の目に留まった。25日にA組に昇格すると、ここまで実戦4試合で計4回を無失点。許した安打はわずか1本と猛アピールを続けている。6日の西武戦後には工藤監督が支配下登録について「しっかり考えなきゃ」と言及した。

 10日に登板予定だった左腕は、12日の巨人戦(北九州)に登板する見込み。「チャンスなのは間違いないけど、(支配下を)意識しすぎてもいいことはない。普段通り投げれば結果はついてくる」と平常心を貫く構えだ。

 ここまで1軍に食らい付いてきた2人だが、今後は指揮官の目がよりシビアになる。工藤監督は「巨人との3連戦である程度のラインを引かないといけない。開幕はピッチャー14人、野手15人でやっていくつもり。1人、2人くらいの余裕は持たせるけど、ある程度(絞り込みを)やっていかないといけない」と説明。育成から支配下へ、笑顔で卒業を迎えられるかは“最終試験”の出来にかかっている。 (長浜幸治)

=2019/03/11付 西日本スポーツ=

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