ソフトB甲斐、相性ばっちり“北九州男” 本領代打2ラン

巨人戦の6回無死二塁、右越えに2ランを放つ甲斐
巨人戦の6回無死二塁、右越えに2ランを放つ甲斐
写真を見る
本塁打を放つ甲斐
本塁打を放つ甲斐
写真を見る
2ランを放ち生還、ナインに迎えられる甲斐
2ランを放ち生還、ナインに迎えられる甲斐
写真を見る
写真を見る

 ◆オープン戦 ソフトバンク2-4巨人(12日・北九州)

 相性ばっちりの北九州で甲斐がバットで見せた。2点を追う6回、無死二塁から代打で登場。3ボール1ストライクからの5球目だ。左腕高木の外角141キロを、ファーストスイングで捉えた。打球は高さ5メートル超のフェンスを悠々と越え、右翼スタンドに飛び込んだ。2日前まで侍ジャパンの強化試合に出場していた男の2ランで、一時、試合を振り出しに戻した。

 試合後、工藤監督はすかさず「ジャパンから帰ってきてすぐだったけど、さすが北九州では強いというところを見せてくれましたね」とねぎらった。北九州での公式戦は通算3試合で2本塁打を含め8打数5安打、5打点の成績を誇る。「なんか、あるわけではないですけど」と本人が気にすることはないが、2017年7月19日の西武戦では自身初の2打席連続本塁打を放った地。その時も、1本は右方向への一撃だった。

 打球方向の意識を特別に持っているわけではないが「コンパクトに振り抜けている」ことが広角に強い打球を打てている要因だという。今年2月27日の練習試合・西武戦で放った対外試合チーム1号も右方向への一発で、3月9日に侍ジャパンの強化試合メキシコ戦で放ったタイムリーも右への打球だった。この日のアーチも含め「やっていることが少し出せたかな」と手応えを口にする。

 捕手としてチームを勝ちに導くためのアプローチは、どこにいても変わらない。強化試合があった京セラドーム大阪ではデーゲームでオープン戦が行われていたこともあり、代表チームの宿舎の出発は午後3時を過ぎた。自由に使える時間が多くある中でも、甲斐は代表に選出された投手の映像を確認すると同時に、ホークス戦の中継を見て投手の状態を把握するなど、宿舎の部屋にこもった。

 それだけに、自身のアーチよりも8回に勝ち越しの2ランを許したことを悔やんでいるだろう。「勝負は勝ちにこだわる」と言い続ける男は、チームが敗れ、表情は硬かった。 (鎌田真一郎)

=2019/03/13付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]