ソフトB千賀3月0封 自己最速また更新159キロ 3・29へ仕上がり完璧

4回1安打無失点だった先発の千賀
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4回を投げ終え、ベンチに戻る千賀
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 ◆オープン戦 ソフトバンク0-4広島(22日・ヤフオクドーム)

 MAX更新! 3月無失点で3・29へ-。2年連続で開幕投手を務める福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が、開幕前最後の登板で4回を被安打1、無失点に抑えた。初回に自己最速を1キロ更新する159キロをマーク。3月はファームでの調整登板も含めて19イニング連続の無失点で、安定感は抜群だ。順調な右腕は、ホームで迎える29日の開幕戦で、昨季リーグ王者西武の獅子脅し打線を封じる。

■「甲斐野さんに並んだ」

 開幕前の最終登板でアクセルを踏み込んだ。千賀がヤフオクドームをどよめかせたのは、初回2死、安部への2球目。左打者の外角高めに浮いたボールの球速は、電光掲示板に「159」と表示された。2日の阪神とのオープン戦で自己最速の158キロをマークしたばかりの右腕が、また160キロの大台に迫った。

 「やっと甲斐野さんに並びました」。最速159キロを誇るドラ1右腕を引き合いに出し、おどけてみせた。160キロの可能性を問われ「出ると思います」。そう言い切った。

 「キャンプの時に、シーズン中盤ぐらいかな、と思った」。想像より早い大台到達を予感させるのも状態がいい証し。それでも高みを目指す右腕は、159キロにも「くそボールだったので何の感情もない。ストライクゾーンに放れるようにしたい」と浮かれない。

 4回は先頭鈴木に右中間二塁打を浴びたが、1死三塁で西川を宝刀のフォークで空振り三振に仕留めるなど後続を断った。開幕へ疲れを残さないように前回登板の14日巨人戦の88球を超えず、4回69球、被安打1、無失点で降板。オープン戦は14イニングで防御率0・00。8日のウエスタン教育リーグ、オリックス戦を含めると19イニング連続無失点で、3月の実戦で無失点のまま、開幕を迎える。たとえ、寝不足でも、相手にホームを踏ませなかった。

 前夜は同じ愛知県出身でもあるイチローの引退会見の中継に「一生見られない」と夢中になった。「1番目に名前が出てくる野球選手」の振り子打法は、左打ちの千賀もまねしたことがある。まさに憧れの存在。「一つ一つの質問に対し、丁寧に伝えている。ひと言の重みを分かっていらっしゃる。その意味を何度も頭で考えながら見ていた」。会見が終わったのは午前1時すぎ。登板前夜としては異例の「夜更かし」にも心は充実していた。

 初めて開幕投手を任された昨季は、直前までコンディション調整に苦しんだが、今季は「体に不安がないこと」が心に余裕をもたらしている。2年連続の大役を控える右腕。昨季リーグ王者西武と相まみえる「3・29」へ、準備は万全だ。 (鎌田真一郎)

   ◇    ◇

 工藤監督(千賀について)「かなりいいですけど、これ以上は力んでほしくない。もっといいボールというよりは、今のボールのままで十分。自覚を持ってやってくれているし、いい過ごし方をしている。このままいってくれればいい」

=2019/03/23付 西日本スポーツ=

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