ソフトB工藤監督任せた「平成シックス」 開幕ローテ明言

投手練習を前に(手前の左から)千賀、東浜、高橋礼、武田、大竹に訓示する工藤監督
投手練習を前に(手前の左から)千賀、東浜、高橋礼、武田、大竹に訓示する工藤監督
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 「平成シックス」に任せた! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(55)が25日、今季の開幕ローテを初めて明言した。開幕投手の千賀を筆頭に、ともにプロ2年目の高橋礼、大竹ら日本人5投手はすべて20歳代。唯一の30歳代のミランダも含め、全員が平成生まれのフレッシュな顔ぶれだ。25日の先発投手練習では、参加したメンバーを前に訓示。昨季V逸した悔しさを忘れず、チャレンジャー精神でリーグの覇権を奪い返すことをあらためて誓った。

■20代5人に訓示

 静かなヤフオクドームの右翼付近に、小さな輪ができた。開幕投手の千賀の右には、2カード目の初戦に先発予定の東浜。そこから右回りに高橋礼、武田、大竹と並んだ。その中央に、グラウンドコートを着た工藤監督が立った。

 自身が昭和57(1982)年にプロデビューした際にはまだこの世に生を受けていなかったその5人に対し、指揮官は優しく声をかけた。「頑張ってくれ、と言っただけだよ」。そうけむに巻いたが、オープン戦全日程が終了した24日にも明言を避けた今季の開幕ローテを初めて明らかにし、投手陣に選ばれた者としての強い自覚と責任感を求めた。

 「キャンプ、オープン戦を通じて投手コーチにもいろんな角度から見てもらった中で、最終的に6人を決めた。ホークスの投手陣の中での先発として、結果を残した人間を選んだと思っている。(試合の)一番最初にマウンドに上がる人間として、しっかり責任を果たしてもらえたら」

 V奪回を狙う今季の開幕ローテは、これまでになくフレッシュなメンバーとなった。この日は登板2日後のため休みだったミランダが、最年長の30歳。その助っ人左腕はキューバで89年1月10日生まれだが、日本ではその2日前に「平成」が幕を開けた。チームでは、開幕ローテの全員が平成生まれとなるのは初めてとなる。

 高橋礼、大竹はともに大卒2年目。若さはチームに勢いを与える一方、経験値は少ないだけに、指揮官は「軸」としてカード頭を任せる千賀と東浜に大きな期待をかけている。「そこはたしかにあります。若いピッチャーたちなので。彼ら(千賀、東浜)が先頭になって、試合もそうだし練習でも見せてもらえればという思いはある」

■挑戦のシーズン

 2年連続開幕投手を託される千賀はオープン戦で3試合に登板し、計14回を無失点と防御率0・00のまま本番に臨む。開幕3連戦の相手は昨季のリーグチャンピオン西武。「CS、日本シリーズを勝ってもリーグ優勝を逃したという悔しい気持ちをみんなが持っている。僕らはあくまで今年はチャレンジャーとして、リーグ優勝を狙っていかないといけない。そこは常になくさないようにやっていく」。工藤監督が「平成シックス」とともに、挑戦のシーズンに挑む。 (倉成孝史)

=2019/03/26付 西日本スポーツ=

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