工藤ホークスまた試練…上林、開幕ピンチ 背中の張り取れず

キャッチボールを終え、背中をさする上林(右)
キャッチボールを終え、背中をさする上林(右)
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グラウンドを後にする上林
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 開幕出場ピンチ…。福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(23)が26日、背中の張りのため全体練習を離れ、別メニューで調整した。24日の広島とのオープン戦(マツダスタジアム)前の素振りで生じた張りが、26日も取れなかったためだ。首脳陣はきょう27日の状態を見て開幕メンバー登録の判断などを行うが、シーズンを見据えて無理はさせない方針。開幕戦の3日前に、工藤ホークスにまたも試練が訪れた。

 シート打撃などが実施された全体練習に上林の姿はなかった。ウオーミングアップまで参加して、ほどなく別メニューに。この日は、治療のほか軽めのティー打撃などに終始した。「(背中の)右の方にまだ張りがある。だいぶましにはなった」と説明した。

 発症から2日経過しても完全に張りは取れなかった。24日の広島とのオープン戦前に、ミラールームで素振りをした時に突然背中を痛めた。「当日は息をしても痛かった…」。翌25日は治療に専念。快方に向かっているのは間違いなく、長期化の恐れはないというが、現時点で万全な状態ではないことも確かだ。

 首脳陣はきょう27日の状態を見て、全体練習への参加を判断する方針だ。ただ、開幕3日前時点での別メニュー調整だけに「3・29」に出場可能かどうかは極めて微妙な状況。工藤監督も「様子を見て、トレーナーとかコーチ陣とも話してから」と話すにとどめた。

 上林自身は出場に強い意欲を示している。「自分としては(27日の)全体練習に参加したい。(開幕も)いけると思う。きょうも無理すればできた。多少痛みはあるかもしれないが、プレーしながら治せれば。出場する準備を進めていきたい」と言い切った。

 オープン戦では調子が上がらず、14試合で打率1割1分4厘、0本塁打に終わった。それだけに24日の試合後にも「迷惑をかけてきたので開幕からはチームに恩返しをしたい。間に合わせたい」と話していた。もちろん、3年連続日本一と2年ぶりのリーグVへ絶対に欠かせない戦力であることは間違いない。

 中村晃の離脱は長期化の可能性もある。開幕に合わせることで状態が悪化することを首脳陣は懸念している上、背中の張りは上林にとって初の故障ということもあって無理はさせない方針だ。工藤ホークスが外野のレギュラー2人を欠くという苦しい開幕メンバー構成を強いられる可能性が出てきた。 (山田孝人)

=2019/03/27付 西日本スポーツ=

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