福岡

福岡・嘉麻市が第三者窓口設置 24年の官製談合事件受け 公益内部通報制度を拡充 

著者

泉岡さくら

フォロー機能は有料会員の方のみお使いいただけます。

西日本新聞meとは?
facebookでシェアするtwitterでシェアする

クリップ機能は有料会員の方のみお使いいただけます。

西日本新聞meとは?

福岡県嘉麻市(地図)

 福岡県嘉麻市は、市職員や事業者などの不正行為を内部から第三者の窓口に通報する公益通報制度を本年度から運用していることを、11日の市議会総務財政委員会で報告した。これまでは庁内の窓口のみだったが、昨年、市職員2人が市発注の草刈り業務を巡る官製談合防止法違反容疑で逮捕された反省を踏まえ、制度を整えた。

 市は職員逮捕を受けて昨年3月、外部有識者と市職員による市官製談合再発防止対策検討委員会を設置。今年2月に報告書を公表し、再発防止策の一つとして「第三者への通報窓口設置の検討が必要」としていた。4月に「市職員等公益通報制度実施規程」を施行した。

 庁内窓口はこれまで通り人事秘書課内で、新たに第三者の「外部通報窓口」として市が選任した弁護士も通報を受ける。弁護士は、通報者が特定されないよう配慮した上で市に報告し、対応する。通報件数などの運用状況は毎年度公表する。

 消費者庁によると2023年度時点で、内部からの通報窓口を庁外に設置している市町村は県内で6自治体。嘉麻市の担当者は「内部通報を通じて、組織内のコンプライアンス(法令順守)を高め、不正防止につなげていきたい」と話している。

 (泉岡さくら)