ロック一筋25年 ベスト盤2タイトル同時リリース

西日本新聞

「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さん(右)とシーナさん 拡大

「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さん(右)とシーナさん

 キープ・オン・ロッキン! 福岡県久留米市出身の鮎川誠率いる人気ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」が結成二十五周年を迎えた。今夏にはベストアルバム二タイトルを同時リリースし、同市内の商店街の一角で先日開かれたイベントでは興奮の無料ライブも。四半世紀にわたってロックを一筋に貫くシナ&ロケは健在だ。

 シナ&ロケは一九七八年に「涙のハイウエイ」でデビュー後、名曲「レモンティー」、ヒット曲「ユー・メイ・ドリーム」などで知られるロック界の大御所的バンド。

 プロモーションで福岡市を訪れた鮎川、シーナ(北九州市出身)のおしどりロック夫婦に聞くと「『ロックが足りんじぇー』と作ったバンド。アルバムを一枚作れば、また次って感じで、振り返ることなんかなかった」という。

 だが、そんな二人が四半世紀の節目を強く意識したのは、結成四十周年を記念して四十曲入りベスト盤を昨年リリースしたザ・ローリング・ストーンズ。「やられたやんけ」(鮎川)と絶句した末、シナ&ロケも「ベスト&ヒストリー」を作ることになったという。

 久留米市でのライブでは、五十五歳の鮎川が愛用の黒いギターを大音量でとどろかせ、ミニスカート姿のシーナが熱唱。ロック魂をさく裂させ、会場を埋めた約一万五千人の観客は大興奮の渦に包まれた。

 「まだ延長線上。ロックの旅は続いとるんじぇー。モア・ロックンロール!」。筑後弁のシャウトで、しびれるほどカッコ良く決めた鮎川。ロック夫婦のエネルギーには、これからも打ちのめされそうだ。 (貴)

   ◇   ◇

 シナ&ロケのDVD付き箱入りセット「DREAM BOX」(五千円)には、全作品から選んだ四十一曲と、二十一曲分のライブ映像などを収録。ベスト盤「THE GREATEST」(二千三百円)とともに、ビクターエンタテインメントから発売中。

=2003/08/13付 西日本新聞朝刊=

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