[2015年]正念場の「第三極」 維新、擁立模索続く

西日本新聞

記者会見する維新の党の江田憲司代表=14日午後、福岡市 拡大

記者会見する維新の党の江田憲司代表=14日午後、福岡市

 4月の統一地方選で「第三極」が正念場を迎えている。維新の党は次の国政選挙や政界再編をにらみ、地方に足場を固めようと候補者擁立を模索するが、九州では思うようには進まない。解党したみんなの党の関係者は新たな政治団体を立ち上げ、地方での生き残りを図る。一時のブームが影を潜める中、第三極に再び「風」が吹く日は来るか。

 「結党以来、初めての統一地方選。しっかりと草の根を全国に生やし、次の衆院選で政権交代を目指す」。14日、福岡市のホテル。維新の江田憲司代表は福岡県内の候補予定者とともに記者会見し、力を込めた。

 九州7県議選で計9人の新人を立てる維新。うち5人は福岡県に集中する。「草の根」づくりの重点地区だが、2013年1月の市議選で前身の日本維新の会が3人を当選させた北九州市では事実上、擁立を断念した。「非常に残念」。会見に同席した党県総支部の河野正美代表(衆院議員)は厳しい表情を崩さない。

 党の支持率も伸び悩む中、福岡県議選に党公認で立候補する元予備校講師(48)は昨年夏からひたすら街頭で演説をし、チラシを配る。頼みは党最高顧問で抜群の知名度を誇る橋下徹大阪市長の来援だが「大阪都構想で忙しくて難しい」(党県総支部)。もう一枚の看板でもある江田代表もこの日、街頭には立たず、会見を終えると足早に会場を後にした。

 一方、前回の九州7県議選に8人を擁立したみんなの党は既に解党。九州では元衆院議員の佐藤正夫氏が代表となり、2月に政治団体「みんなの改革福岡」を立ち上げた。ただ、統一地方選の候補予定者は今のところ、福岡県議選と福岡市議選の1人ずつ。佐藤氏は強調する。「党の政策を引き継ぐ。改革には地方の有権者も賛同してくれるはずだ」

=2015/03/15付 西日本新聞朝刊=

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