[2015年]福岡は現新一騎打ち、統一選幕開け、10知事選告示 大分は現職と県都元市長激突

西日本新聞

 福岡、大分など10道県の知事選が26日告示され、第18回統一地方選が幕を開けた。全国で現職10人、新人15人の計25人が立候補を届け出た。自民系と民主系が対決するのは大分と北海道の2知事選にとどまった。九州では福岡が2人、大分が5人の争い。人口減少社会への危機感が強まる中、地域振興策や地方自治のあり方などが問われる選挙となる。知事選は29日告示の5政令市長選、4月3日に告示される九州7県を含む41道府県議選と、福岡、熊本などの17政令市議選とともに、統一選前半戦として同12日に投開票される。

 福岡県知事選は、再選を目指す無所属現職の小川洋氏(65)=自民、民主、維新、公明、社民推薦=と、無所属新人で弁護士の後藤富和氏(46)=共産支持=が届け出て、一騎打ちが確定した。小川県政1期目の評価に加え、経済振興の手法やエネルギー政策が争点となりそうだ。

 小川氏は、有効求人倍率の上昇や農林水産物の輸出増を例に「4年間で福岡県は元気になっている」と強調。自動車産業の拠点化や水素エネルギーなど先端産業の育成を重点公約とし、「日本海側のアジアを向いた一大拠点として県を発展させる」と主張する。

 後藤氏は「子どもに残す笑顔の未来」をテーマに掲げる。原発再稼働や集団的自衛権行使の反対を公約の柱に据え、「国に真正面から物が言える知事が必要」と力説。中学3年までの医療費無料化やブラック企業規制条例の制定、大型公共事業の見直しも訴える。

 大分県知事選は、4選を目指す無所属現職の広瀬勝貞氏(72)=自民、公明推薦=と、共産新人で党県委員の山下魁氏(38)、いずれも無所属新人で造園業の箕迫高明氏(65)、元大分市長の釘宮磐氏(67)、元大学准教授の池崎八生氏(61)が立候補。過去最多5人による選挙戦に突入した。

 自民が広瀬氏、民主が実質的に釘宮氏を推しており、両氏を軸とした激戦が予想される。広瀬氏の3期12年の実績に対する評価のほか、地域活性化策などが論戦の焦点となる。

=2015/03/27付 西日本新聞朝刊=

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