[2015年]知事選 福岡は小川氏抜け出す 本紙世論調査 大分も現職先行

西日本新聞

 12日投開票の福岡、大分両県知事選で、西日本新聞は電話による世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を分析した。福岡県知事選は無所属現職の小川洋氏(65)=自民、民主、維新、公明、社民推薦=が幅広く浸透し、無所属新人の後藤富和氏(46)=共産支持=は巻き返しに懸命だ。大分県知事選は無所属現職の広瀬勝貞氏(72)=自民、公明推薦=が先行し、民主が支援する無所属新人の釘宮磐氏(67)が追う展開。ただし態度を明らかにしていない人は福岡で5割弱、大分は3割超で流動的な要素もある。

 福岡県知事選は、小川氏が自民、民主、公明支持層の各7割前後を固め、県内全域で大きくリード。年代別では50代と70代以上の支持が5割を超えている。後藤氏は共産の支持層を十分取り込めていない。3分の1を占める無党派層(支持政党なし)は3割近くが小川氏を支持し後藤氏を上回っているが、6割以上は態度を明かしていない。

 与野党の相乗りについては「選挙や議会に緊張がなくなるので避けるべきだ」が2割強、「望ましいことではないが、やむを得ない」が3割を超え、「政治が安定するので望ましい」の1割強を上回った。

 大分県知事選では、広瀬氏が自民支持層の5割と公明支持層の4割を固め、民主支持層にも一定程度浸透する。自治体別では、有権者の4割を占める大分市で広瀬氏が同市長を3期務めた釘宮氏らをリード。釘宮氏は県全体で民主支持層の5割を固め、社民支持層の4割に浸透している。共産新人の山下魁氏(38)は共産支持層の5割を固めた。ともに無所属新人の箕迫高明氏(65)と池崎八生氏(61)は厳しい情勢。

 知事選への関心は、「非常に」「少し」を合わせた「ある」が福岡は58・2%だったのに対し、「自・民対決」の大分は78・3%に上り、選挙戦の構図が関心度の差となって表れた。

 調査は3~5日に実施。年齢別、男女別人口比に配慮したコンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける電話調査法で、福岡316人、大分507人の回答を得た。

=2015/04/06付 西日本新聞朝刊=

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