[2015年]投票率アップ大作戦 選管や市民団体が呼び掛け

西日本新聞

投票を呼び掛けるメッセージが印字されたレシート(左)と、福岡県久留米市の市民グループが配っているチラシ 拡大

投票を呼び掛けるメッセージが印字されたレシート(左)と、福岡県久留米市の市民グループが配っているチラシ

 統一地方選後半戦として行われている市町村長選や市町村議選(26日投開票)で、各地の選挙管理委員会が投票率アップを図ろうと躍起になっている。「地域の将来につながる1票を」と積極的に活動する住民グループも。チラシやインターネット、買い物レシート…。あの手この手で呼び掛ける。「投票に行こう!」

 24日午後、福岡県久留米市の住宅街。住民有志でつくる「私たちの1票が久留米を変える会」のメンバーが、市議選の投票を呼び掛けるチラシを郵便ポストに入れて回った。

 今月中旬から2千枚を配布。会のフェイスブックでは立候補者45人のうち20人が応じた公開質問状の回答を紹介している。立候補の動機や市の問題点など8項目で、市民から「候補者の情報が少ないから参考になる」との声も届いた。

 市内の空き店舗に全候補者のパンフレットを並べる企画は、市選管から公選法に抵触するとして“待った”がかかり実現しなかったが、会の川島美由紀さん(46)は「自分たちの生活に関係がある政治に多くの人が関心を持ってほしい」。

 同県筑後市でも地元の青年会議所などでつくる協議会が、市議選の全候補者から回収したアンケートをホームページで公開し、内容をまとめた冊子を市役所やコンビニなど60カ所以上で配布した。

 「必ず投票に行きましょう」。熊本県荒尾市のディスカウントストアで買い物を終えた女性(47)は、レシートの最後に印字されたこの言葉に気付いたようだった。各種選挙の低投票率に悩んでいた市選管が、昨年の衆院選で始めた啓発活動で、この女性は「レシートは家計簿を付ける際に見る。そんな人にアピールできますね」と話した。

 統一選では市内3店舗が協力。市選管は「家庭で選挙が話題になるきっかけになれば」としている。

 若者の投票率を上げようと、市内の2大学のキャンパスに期日前・不在者投票所を初めて設置したのは福岡県飯塚市。知事選、県議選に続き、市議選も対象となった。計4日間設けられ、学生や教職員128人が利用した。

=2015/04/25付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ