九州が沖縄より先に梅雨入り? 52年ぶり逆転の可能性

西日本新聞

 九州地方は南部に停滞する前線の影響を受け、来週にかけてぐずついた天気が続く見込みで、梅雨の前触れを意味する「走り梅雨」となりそうだ。一方、平年なら梅雨入りしている沖縄地方は高気圧に覆われ、しばらく晴れ間が続く。九州全体が先に梅雨を迎える“逆転現象”が52年ぶりに起きる可能性も出てきた。

 福岡管区気象台によると、平年の梅雨入り日は、沖縄地方=5月9日▽奄美地方=同11日▽九州南部=同31日▽九州北部=6月5日。過去に南部、北部ともに先行したのは、記録のある1951年以降では63年の1度だけ。この年は5月11日の奄美地方を皮切りに、同28日に九州の南部、同30日に北部と続き、沖縄地方は6月4日と遅かった。

 気象台と日本気象協会九州支社によると、今年は日本の南海上にある太平洋高気圧がこの時期としてはかなり強まっているため、本来なら沖縄地方や奄美地方に停滞して梅雨入りを促す前線が、九州付近まで押し上げられているという。

 今後1カ月の九州地方は前線や低気圧の影響で、曇りや雨の日が多い見込み。一方、沖縄地方には梅雨入りをもたらすような前線が近づく気配はないという。九州支社の松井渉気象予報士は「九州は五月晴れに恵まれる日の少ない5月となりそうで、このまま梅雨入りすることも考えられる。所によっては雨が強まるので注意してほしい」と話している。

=2015/05/16付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ