『すずこ』  文・原野なおこ 絵・石川えりこ  (1404円)

西日本新聞

 「かえして!」。突如現れたふしぎな女の子は、川遊びに夢中のすずこに詰め寄ります。果たして女の子は、何を返してほしいのでしょうか‐。「娘が拾ってほったらかしにした葉っぱや小枝から、『捨てられて悲しい』とつぶやく声が聞こえました。自然に感情があるのなら、逆に心を通わせることだってできるのでは、という希望を書きました」と原野さんは語る。

 自然との共生と、幼い子どもの「感じる力」を、美しい色使いで描いた作品。絵は、炭鉱町の思い出を描いた絵本『ボタ山であそんだころ』(福音館書店刊)で、本年度の講談社出版文化賞の絵本賞を受賞した石川えりこさん(福岡県嘉麻市出身)。熊本県水俣市が行う事業「みなまた環境絵本大賞」の第3回大賞受賞作を絵本化したものだ。


=2015/07/05付 西日本新聞朝刊=

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