タブレット 学習楽しく 動画や音声 理解の助けに 通信教育各社

西日本新聞

タブレット端末の画像や音声で楽しみながら学習できる 拡大

タブレット端末の画像や音声で楽しみながら学習できる

 通信教育の現場で、情報通信技術(ICT)の活用が進んでいる。紙の教材とは異なり、リアルタイムの採点や、音声を駆使した解説などで、子どもたちの学習意欲を呼び起こそうとしている。タブレット学習の事情を取材した。

 タブレット端末の画面に映し出されたホウセンカを専用のペンでタッチすると、断面図が拡大されて浮かび上がる。「赤色に染まったところが水の通り道だよ」。音声ガイドが、根や茎、葉のそれぞれに水の通り道があることを解説してくれた。

 小4と小2の兄弟がかぶりつくようにタブレットを操作する。兄は「問題を解いたらすぐに○×を付けてくれる。アニメキャラクターが教えてくれて面白い」と満面の笑みを浮かべた。2人は4月から通信教育大手ベネッセコーポレーション(岡山市)の通信講座「進研ゼミ」のタブレット会員になった。母親は当初、「視力が落ちるのでは」「ゲーム感覚ですぐに答えが分かってしまう。じっくり考えて答え合わせした方がいいのでは」と懐疑的だったが、書店で買った紙の教材ではいつも長続きしない。「タブレットならやりたい」という意欲に懸けてみると…。毎日楽しみながら学習し、学校の成績も上がった。

 ベネッセは2013年4月、通信講座「進研ゼミ」で専用タブレットを導入。14年4月時点で小中高の計9学年の約80万人が利用している。「デジタルの強みは3次元の映像や図形で理解しやすいこと。すぐに回答が示され、一人一人の理解度に沿って学習を進めていける」と同社九州支社の佐藤純司さんは強調する。

 進研ゼミのほか「スマイルゼミ」「アプリゼミ」など、タブレットやスマートフォンで学べる通信教育サービスが広がっている。リクルートマーケティングパートナーズ(東京)が展開している「勉強サプリ」は会員数30万人の大学受験生向け「受験サプリ」の小中学生版で、大手塾の有名講師による授業を配信。視聴した後にドリル問題を解く。このサービスを使い、西日本新聞社は今年の夏休み、福岡市と福岡県須恵町のエリアセンター(販売店)2カ所を会場に「勉強サプリ教室」を開く。自宅ではなく特定の会場に定期的に出向くことで、自主学習の習慣付けを目指すという。西日本新聞福岡販売サプリ教室係=092(726)2495。


=2015/07/21付 西日本新聞朝刊=

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