『谷口稜曄聞き書き 原爆を背負って』  久知邦 著  (定価1620円)

西日本新聞

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『谷口稜曄聞き書き原爆を背負って』久知邦著(定価1620円)

 広島と長崎に原爆が投下されて、今年で70年。人類史上最も恐ろしい惨事を体験した被爆者が、核廃絶を訴えて証言した。

 谷口稜曄(すみてる)さんは16歳だった1945年8月9日、郵便配達中に長崎市で被爆した。背中一面を焼かれて3年7カ月入院。終戦直後に米軍調査団が撮影した「赤い背中」の写真は、原爆の恐ろしさを伝える一枚として世界に知れ渡っている。

 原爆に人生を狂わされた悲しみと怒り。反核平和運動に携わり、日本原水爆被害者団体協議会代表委員として、核兵器廃絶を訴えてきた足跡をたどった聞き書きは、2013年に西日本新聞に連載された。「長崎を最後の被爆地とするため、私を最後の被爆者とするために」。命を振り絞って核兵器廃絶の声を全世界に広げて闘い続けてきた谷口さんの半生が描かれている。


=2015/08/02付 西日本新聞朝刊=

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