九博の飾り山笠「御神入れ」 特別展「美の国日本」が標題

西日本新聞

飾り山笠に切麻をまいて安全を祈った御神入れ 拡大

飾り山笠に切麻をまいて安全を祈った御神入れ

 太宰府市の九州国立博物館で28日、展示中の博多祇園山笠・天神一丁目の飾り山笠に神様を招き入れる神事「御神入れ」があった。同山笠振興会の豊田侃也(かんや)会長や天神一丁目を運営する西日本新聞社などの関係者約30人が参列し、展示中の安全を祈った。展示は来年3月ごろまでの予定。

 標題は表と見送り(後方)ともに「美の国日本」で、10月18日に九博で開幕する開館10周年記念特別展にちなんだ。源平の争乱で焼けた東大寺の再建に尽力した高僧、重源の晩年を彫り込んだ「重源上人坐像(ちょうげんしょうにんざぞう)」をモチーフにした山笠人形も登場。国宝の坐像は特別展の目玉の一つで、博多人形師・中村信喬さんの力作の山笠人形と坐像とを見比べて楽しむこともできる。

 御神入れでは、櫛田神社(福岡市博多区)の神職が祝詞を上げ、切麻(きりぬさ)と呼ばれる白い紙片をまいて清めた。その後の直会(なおらい)で九博の島谷弘幸館長は「天神で飾ったときよりも高く、四面の飾りを楽しめる山笠ができ、うれしく思います」とあいさつした。


=2015/08/29付 西日本新聞朝刊=

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