九博 開館10年祝う

西日本新聞

 開館10周年を迎えた福岡県太宰府市の九州国立博物館(九博)で17日、記念式典と18日に開幕する記念特別展「美の国 日本」(西日本新聞社など主催)の開会式が行われた。

 九博は2005年10月16日、東京、奈良、京都に次ぐ国立博物館として開館。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」という独自のコンセプトを掲げ、展覧会や学術交流を重ねてきた。文化財の保存科学にも力を入れ、西日本の保存修復施設の拠点となった。今年8月には入館者が累計1300万人を突破した。

 記念式典には、小川洋福岡県知事や青柳正規文化庁長官ら約1200人が出席。島谷弘幸館長は「地域・市民とともに歩む博物館というテーマを大事にし、海外の博物館との文化交流を促進して相互理解を深めたい」とあいさつした。

 「美の国 日本」は、10年前の開館記念特別展と同名の企画。今回は縄文時代から鎌倉時代の文化財を通じて日本美術が成熟する過程を紹介する。「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」などの正倉院宝物、法隆寺の「多聞天立像」(国宝)といった国内外の名品95件を出展する。会期は11月29日まで。正倉院宝物は3日までの展示となる。


=2015/10/18付 西日本新聞朝刊=

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