乳がん早期発見には 年1回マンモ、月1回自己検診を

西日本新聞

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が9月に乳がんを公表したこともあり医療機関などへの問い合わせが相次いでいます。10月は乳がん検診の早期受診を呼びかける「ピンクリボン運動」の強化月間。乳がん患者の団体「あけぼの福岡」の代表で、自身も50歳のときに乳がんで左乳房の全摘手術を受けた深野百合子さん(71)に発見方法や心構えについて聞きました。

 -どうやって乳がんを見つけるのでしょうか。

 「乳房を圧迫してエックス線撮影をするマンモグラフィー、エコー(超音波検査機)、自分で乳房を触りながらしこりを感じる自己検診などがあります」

 -検診はどの程度の頻度で。

 「あけぼの会は年1回のマンモグラフィー検診と月1回の自己検診を勧めています。乳腺が発達している20~30代の人には年1回のエコー検診をお勧めします。マンモグラフィーでは腫瘍と乳腺が白く写り区別がつきにくいからです。エックス線でも超音波でもキャッチできないがんや、検診と検診の間に大きくなるがんもあるので、自己検診の習慣を付けることが大切です。図の(1)~(3)を順不同で行います。日頃から乳房を触って、感触の変化に注意しましょう」

 -早期発見にはどのようなメリットがあるのですか。

 「(1)全摘手術をせずに乳房を温存できる(2)治療費が安く済む(3)体へのダメージが少なく仕事を続けやすい-など。早く発見できれば治療しながら働くこともできます。がんが見つかると仕事を辞めてから相談に来られる方がいますが、いったん辞めてしまうと再就職が難しいのが実情。仕事を辞める前に主治医やがん相談支援センターなどに相談してください」

 -がん治療の副作用はつらいというイメージがあります。

 「患者会でも『抗がん剤の副作用がつらい』と治療をためらう方がいます。乳がんは自分で見つけることができるがん。結婚前に早期の乳がんが見つかり、治療を終えて、結婚、出産した方もいます。早期発見できなくてもさまざまな治療法があるので諦めないでください。がんになってもしっかり治療して、一日一日を大切に輝いて生きてほしいです」


=2015/10/27付 西日本新聞朝刊=

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