アフガン秘宝初公開 来年1月から九博で特別展

西日本新聞

 九州国立博物館(九博、福岡県太宰府市)は29日、来年1月1日から2月14日まで開催する特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝」(西日本新聞社など主催)の概要を発表した。シルクロードの中間に位置し、東西南北の文化が交わる「文明の十字路」と呼ばれた同国の古代文化を紹介する。

 アフガニスタンは1979年の旧ソ連軍侵攻とその後の内戦で治安が悪化。首都カブールの国立博物館の文化財は略奪と破壊の被害を受けた。89年に職員がひそかに文化財を館外に運び出し、守ってきたが、2004年にその存在が判明。06年から世界中で巡回展が開催されている。日本では今回、初公開となる。

 紹介するのは、遊牧民の有力者が身につけた「ドラゴン人物文ペンダント」やギリシャ人の植民都市で出土した「ヘラクレス立像(りゅうぞう)」など文化の融合を物語る231件。不法に国外へ持ち出され、日本で保護された文化財15件もアフガニスタンへの返還を前に展示される。九博の小泉恵英学芸部長は「文化や歴史を守るとは、どういうことなのかを伝えたい」と話す。


=2015/10/30付 西日本新聞朝刊=

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