住民講師に迎え、無料塾開講 大分・豊後高田市

西日本新聞

 大分県豊後高田市の河野潔教育長は5日、東京都で全国の市町村教育長が集まる会議に出席し、放課後や土曜日に子どもたちが無料で利用できる「学びの21世紀塾」を紹介した。河野氏は「経済格差による教育格差を生んではいけない、負の連鎖があってはならないという基本方針の下に続けている」と語った。

 21世紀塾は2002年に学校週5日制が完全導入されたのをきっかけに、市が開講した。都市部と違って学習塾が少ないことから、土曜日の補習から始め、今では放課後、夏休み、冬休みに学習の場を提供している。子どもが勉強したい教科を選ぶことができ、料理や太鼓なども体験できる。

 講師の多くは地元の人たちが務める。会議の出席者から「どうすれば市民が参加するようになるか」と質問された河野氏は「小さな市だからこそ、人と人とのつながりで参加してくれている」と答えた。

 豊後高田市は大分県の学力調査で、05年ごろからトップ水準を維持している。市教育委員会は「どんな地域、家庭に生まれても、学習する習慣さえ身に付ければ学力は伸びる。取り組みが他の地域にも広がってほしい」と話した。

 

 

=2015/11/06付 西日本新聞朝刊=

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