没後40年 高島野十郎展 命燃やした孤高の画家

西日本新聞

■12月4日から福岡県立美術館 
 鬼気迫る炎の描写が印象的な「蝋燭(ろうそく)」などの作品で知られる画家高島野十郎(1890~1975)の画業を紹介する「没後40年 高島野十郎展」が12月4日、福岡市中央区天神の福岡県立美術館で開幕する。来年1月31日まで。

 高島は、同県久留米市の酒造業の家に生まれた。当時の東京帝国大農学部水産学科を首席で卒業するが、成績優秀者に授与される「恩賜の銀時計」を拒否するなど青年期から反骨、孤高の道を歩む。

 周囲の反対をよそに画家を目指し、迫真的な描写で独自の画境を開く。「世の画壇と全く無縁になること」を創作の根本とし、生涯美術団体に所属せず、家庭を持つことも無かった。

 ほぼ忘れられた存在だった高島の絵に魅了された西本匡伸(まさのぶ)同館学芸員(現副館長)が80年代から作品の収集と研究に取り組み、再評価につながった。

 会場では「蝋燭」や「睡蓮(すいれん)」など代表作約150点を展示。1月9日午後2時から西本副館長による講演会(12月20日開催分は満席)もある。定員70人。同展の入場券か半券の提示と電話予約が必要。

 入場料は一般1200円、高校・大学生900円、小中学生400円。各200円引きの前売り券を主要プレイガイドで販売。12月28日~1月4日と月曜日は休館。1月11日は開館し、翌日休館。問い合わせは同美術館=092(715)3551。


=2015/11/14付 西日本新聞夕刊=

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