性的少数者の公表応援 1万人撮影プロジェクト 21日、福岡でも

西日本新聞

 5年間で1万人の性的少数者(LGBT)を撮影するプロジェクト「OUT
 IN JAPAN」。自らのセクシュアリティー(性のありよう)のカミングアウト(告白)を望む人を後押しし、身近な存在として受け止めてもらおうという企画だ。21日には、九州で初めての撮影会が福岡市内で開かれる。 

 NPO法人グッド・エイジング・エールズ(東京)が企画した。一人のカミングアウトが次の誰かを勇気づける。そんな輪を日本中に広げたいと4月に始まった。東京と大阪で計4回の撮影会があり、10代~80代の約470人が参加した。

 現在、撮影しているのはシンガポール出身の写真家レスリー・キーさん。「日本でも欧米のようにLGBTが当たり前になり、当事者が前向きに自分らしく生きられる社会になってほしい」との思いから、取り組んでいるという。衣装でアパレル大手のGAP、メークで資生堂など、企業も支援している。

 写真はホームページ(HP)=http://outinjapan.com=や写真展で公開。写真にはそれぞれのカミングアウトのエピソードやメッセージが添えられている。

 カップルで撮影に参加した高梨瑠衣さん(21)と河合はるかさん(21)は、親しい友人にしか打ち明けていないため、周囲の反応が怖くもある。「それでも、この機会に一歩踏み出そうと決めた。身近にこんな人がいると知ってもらうことで、社会が少しずつ変わったらいいなと思うから」

 撮影会の申し込みは同法人のHPから。締め切りは18日。

     ◇    ◇

 21~23日は、LGBTへの理解を深めようとさまざまなイベントが福岡市内で開かれる。

 「九州レインボープライド2015」は22日午前10時~午後5時、博多区の冷泉公園で。人前結婚式やライブ、トークショーなどがある。午後2時には同公園を出発し、天神地区に向かうパレードもある。

 「LGBTシンポジウムin福岡」は23日午後1時~5時半、天神の天神121ビル。NPO法人虹色ダイバーシティ(大阪市)の村木真紀代表が講演。米国のLGBT研修参加者による報告会もある。参加費1500円。申し込みは専用サイト=http://goo.gl/EST7wH=から。


=2015/11/17付 西日本新聞朝刊=

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ