どう守る 地域の文化財 1月24日、九博でシンポ

西日本新聞

 九州国立博物館(九博、福岡県太宰府市)は来年1月24日午後1時から、公開シンポジウム「地域と共(とも)に考える文化財の防災減災2」を開く。どのように地域の文化財を災害から守るのか。パネル討論や事例報告などを通して考える。

 九博によると、東日本大震災など近年の大規模災害で、地域の無名の文化財が数多く失われた。文化財は復興の支えになる。地元の文化財を保護するため、その所在を細かく把握する「悉皆(しっかい)調査」が急務で、市民の協力が不可欠という。

 シンポでは、NPO法人・文化財保存支援機構の三輪嘉六理事長が「あらためて考える 文化財の悉皆調査と市民-阪神・淡路大震災とボランティア元年」と題して講演。東日本大震災や新潟県中越地震などの後に行われた調査や、九州の最新事例の報告もある。

 パネル討論は「地域と共に、市民と共に考える文化財の防災減災」をテーマに、文化財防災に詳しい伊達仁美・京都造形芸術大教授や川内淳史・神戸大特命講師らが意見交換する。

 九博の三角菜緒研究員は「市民参加型の悉皆調査が、町おこしや地域活性化にもつながることを知ってもらいたい」と期待する。参加無料。定員280人(予約不要)。九博=092(918)2834。


=2015/12/28付 西日本新聞朝刊=

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