『北九州の風物詩』  文・轟良子 写真・轟次雄  (1944円)

西日本新聞

 北九州市の図書館で40年以上勤務する妻と、画像編集者の夫が二人三脚で北九州各地を訪ね歩いて取材した郷土の記録集。

 紹介したのは、北九州、京築、遠賀・中間各地区の自然豊かな名勝や歴史を刻む旧跡。また、受け継がれる祭事や習俗、ゆかりの文学者など、郷土が誇る地域財産の100編だ。

 例えば、松本清張が小説でアリバイトリックに使った「和布刈(めかり)神事」、ドイツ人医師のシーボルトも渡ったという「常盤橋」、お尻を振って豊作を願う「井手浦の尻振祭り」など、次世代に伝えたい風景が並ぶ。北九州の年中行事がわかるカレンダーも収録。夫婦は「子どもたちに地域に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。

 同書は、2013年5月から2年間に渡って西日本新聞北九州版に連載された「北九州へいせい風物詩」をまとめた本。


=2016/01/10付 西日本新聞朝刊=

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