189番通報「逃さない」 窓口への着信短縮 厚労省 年度内にも

西日本新聞

 児童虐待の通報や子育ての相談を24時間受け付ける厚生労働省の児童相談所(児相)全国共通ダイヤル「189(いちはやく)番」をめぐり、最寄りの児相窓口に電話がつながるまでの音声案内に最長で2分間かかる問題で、厚労省はシステムを改善する方針を固めた。音声案内を見直して窓口への着信時間を短縮する。既に通信事業者と協議を始めており、「可能なら年度内にも改めたい」としている。

 189番は、厚労省が2009年に開設した10桁の共通ダイヤルを15年7月から3桁に簡略化。最寄りの児相に転送されるが、同じ市外局番に複数の児相がある場合や携帯電話の場合は、郵便番号を入力したり、県名や地域を選択したりする必要がある。福岡県内では、同7月に入電件数が前月の8倍に増えた一方、うち約7割が通話できなかったことが西日本新聞の取材で明らかになっていた。

 厚労省雇用均等・児童家庭局総務課によると、189番は「ナビダイヤル」を利用しており、システムを運用するNTTコミュニケーションズ(東京)と、音声案内の短縮方法や転送の仕組みなどを協議中。同課児童相談係は「音声案内の長さが課題であることは認識している。具体的な改善内容は検討中だが、できるだけ早急に、ガイダンスを短くするなどして使いやすくしたい」としている。

=2016/02/03付 西日本新聞朝刊=

ご意見・情報をお寄せください

西日本新聞・社会部

メールアドレス:syakai@nishinippon.co.jp / ファックス:092(711)6246

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ