花粉対策グッズいろいろ 防御スプレーや眼鏡、コート

西日本新聞

 本格的な花粉症シーズンがやってきた。九州の花粉の飛散量は例年より少ないとみられるが、非常に少なかった前年に比べると、各県で2~4倍に増える見込みとなっている。ピークは2月下旬とみられ、さまざまな花粉対策グッズが売り出されている。

 環境省が1月28日に発表した予測によると、今春のスギ、ヒノキの花粉の総飛散量は、全国の多くの地域で例年並みか、やや少ないとみられる。ただ、九州では前シーズンの反動から、佐賀4・5倍▽福岡4・2倍▽長崎3・5倍▽宮崎2・4倍▽熊本2・3倍▽鹿児島2・2倍▽大分1・9倍-と、前年より増える見込みだ。

 日本気象協会によると、九州では2月8日、福岡県豊前市と大分県津久見市で初めて飛散開始を確認。飛散量は例年の5~6割程度と予測するが、「量が少なくても花粉症は発症するため、対策を怠らないで」と呼び掛ける。

 症状によっては、仕事や勉強など日常生活に支障を来すほどやっかいな花粉症。日々の対策が重要な鍵を握る。

 最もポピュラーなマスクは、安い大容量タイプから、特殊フィルターが付いた高機能なものまで多くの種類がある。ただ、長時間着用していると、マスクのひもが耳の後ろを圧迫し、痛くなった経験がある人も多いのでは。ビー・エヌの「ひもなしマスク」(3枚入り税込み378円)は、シリコーンテープで頬にマスクを貼るタイプ。顔の形に合わせて貼れるため密着度が高く、眼鏡も曇りにくい。「テープは付け外しが可能で、30回以上は粘着性が維持できる」という。

 接客の仕事でマスクを着用できない人や、化粧崩れが気になる女性の間で人気なのがスプレーやジェルで花粉の侵入を防ぐ商品だ。資生堂が昨年発売した「イハダ アレルスクリーン」(税込み972円)は、髪や顔に吹き付けるスプレー。プラスとマイナス両方の電荷を持った成分が花粉をはじき、吸着を防ぐ独自技術を採用している。1月には、鼻や目の周りに塗るジェルタイプも新たに発売した。

 眼鏡やコートにも、新商品が続々と登場している。ジェイアイエヌは今年、2012年から販売している眼鏡「JINS 花粉 CUT」に2タイプを追加した。「CLEAN」(同5292円)は、フレームに光触媒を含んだ素材が塗られている。紫外線に当たることで、フレームに付いた花粉などの有害物質を分解するという。「SLIM」(同5292円)は、普通の眼鏡に近い自然な見た目が特徴だ。シリーズ全体で6型28種となり、「すべて最大98%の花粉をカットする」という。

 三陽商会は1月から「花粉プロテクトコート」の販売を始めた。「ポール・スチュアート」「サンヨー」など婦人・紳士の計11ブランドで21種類(同3万1320~8万2080円)を展開する。花粉が付きにくい素材やアレル物質の働きを抑制する素材を使用。ライナー付きの防寒性が高いもの、折り畳んで収納できるものなど、デザインや色の展開も豊富。撥水(はっすい)性も備え、急な雨にも安心だ。

 目のかゆみや鼻水などの症状には、市販薬を使ったり、病院を受診したりする人も多いだろう。埼玉医科大耳鼻咽喉科の上條篤准教授は「飛散が始まったころや症状が出ないうちに薬を使うことで、重症化を防げる」と説明。早めの対策が肝心だ。


=2016/02/13付 西日本新聞朝刊=

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