海外医師 被爆者医療学ぶ 長崎大、原爆病院など 放射線防護や後遺症 研修、講義で熱心にメモ

西日本新聞

 在外被爆者の治療などに携わっている韓国とブラジルの医師各2人の計4人が、長崎の被爆者医療を学ぶために来日し、長崎大学などで研修を受けた。

 被爆者医療に従事する人材育成などに取り組む「長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(ナシム)」などが招いた。県によると、これまでナシムなどの事業で、300人以上の海外の医療関係者が長崎の医療機関で研修を受けている。

 4人は17日に長崎市に到着。長大などで放射線防護や、被爆による後遺症などについて学び、原爆資料館も見学した。

 19日には日本赤十字社長崎原爆病院(長崎市茂里町)を訪れ、朝長(ともなが)万左男院長から講義を受けた。朝長院長が被爆放射線量とがんの発症には因果関係があることを説明し、「被爆者医療の最大の問題はがん」と強調すると4人は熱心にメモを取っていた。

 韓国の2人は19日に帰国。韓国・釜山医療院の神経科医ジュ・ファンさん(46)は「医療技術だけでなく患者への接し方まで学ぶことができた」と手応えを感じていた。ブラジルの2人は、3月5日まで長大などで専門分野の研修を受ける。

 厚生労働省によると昨年3月現在で、在外被爆者は韓国に約3千人、ブラジルに約150人いる。=2014/02/22付 西日本新聞朝刊=

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